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【FXのすゝめ】超使えるボリンジャーバンドのエントリー手法とは?【3つあります】

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こんにちは、みなさん

突然ですがボリンジャーバンド使ってますか?

 

ボリンジャーバンドって言ったら株式投資やFX、金投資などでも万人が使っているテクニカル分析だと思いますが、しっかりと理解できている方は意外と少ないのではないのでしょうか?

 

なのでこの記事では、

 

  • ボリンジャーバンドって何だろう?」
  • 「有効な使い方がわからない!」
  • 「そもそも使える指標なの?」

 

こんな疑問をもっている方々に、投資歴(株式投資やFX)4回生のぼくがわかりやすく解説していきたいと思います。

 

 

この記事の要約

 ボリンジャーバンドのわかりやすい理解【超簡単】

 ボリンジャーバンドのエントリー手法の解説【3つでOK】

 結局、ボリンジャーバンドって使えるの?【結果:使えます】

 

  読者さんへの前書き

この記事ではボリンジャーバンドの使い方がよくわからない」という人に向けて書いています。

 

つまり、この記事を読むことでわからなかったボリンジャーバンドの使い方がわかるようになり、今以上にチャート分析の精度が上がると思います。

 

そして、ボリンジャーバンドは他のテクニカル指標と同様に使い方をまちがえると全く意味をなさなくなるので、この記事でしっかり使い方を理解していきましょう。

 

 まずボリンジャーバンドって何?

 

ボリンジャーバンド株式投資やFXなどに使われるテクニカル指標の一種で、その後のチャートがどう動くかを過去の統計から予測する分析です。

アメリカの投資家ジョン・ボリンジャーが考案したため、「ボリンジャーバンド」と呼ばれるようになりました。

 

「ボリンジャーの手」→「ボリンジャーバンド」とそのまま覚えてしまいましょう。

 

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ボリンジャーバンドは一本の移動平均線と上下2~3本の線、または上下1本ずつの線で構成されていますが、上記のように基本的には上下2~3本の線で構成されています。

 

ボリンジャーバンドの上下線の数は調節できるので自分が使いやすいように改良しましょう。

 

これらの線はそれぞれの標準偏差からσ(シグマ)としてはじき出されていて、真ん中の移動平均線標準偏差の1倍から3倍を足し合わせたものが上の+1σ線~3σ線になり逆に引いたものが下の-1σ線~-3σ線になります。

 

標準偏差とは?

ここでは簡単にしか説明しませんが、わかりやすく言うとデータの散らばり度合いを表す指標のことです。

 

例えば、どこかで10人の人がスクワットを始めたとします。このときスクワットをしている10人が同じ回数のスクワットをした、つまり全員が平均値の場合、標準偏差は0になります。

 

これと同様にボリンジャーバンドでは、過去20日間の価格変動を標準偏差にあてはめてボラティリティが大きいか小さいかを算出します。

 

ただし、標準偏差が何とかはボリンジャーバンドをただ使う上ではそんなに重要ではないので、そんなことを考えるよりもここから見ていくエントリー手法のほうが100倍ぐらい大事なので、そちらのほうを重視していきましょう。

 

ボリンジャーバンドの一般的なエントリー手法

 

ボリンジャーバンドを使った一般的なエントリー手法は以下の2つが代表的です。

 

1.シグマごとの反発確率を使った方法

2.ボリンジャーバンドの形の変化を使った方法

 

では、1つ1つ解説していきます。

 

1.シグマごとの反発確率を使った方法

実は先ほど紹介したボリンジャーバンドのシグマは、それぞれ反発される確率が決まっています。

それがこちらです

 

±1σに収まる確率  →約68.3%

±2σに収まる確率  →約95.4%

±3σに収まる確率  →約99.7%

 

※±2σ線はボリンジャーバンドが動くときに中心となってくる線なので、分析の際は2σ線を中心に考えましょう。

 

このように超絶わかりやすく決まっているので、±2σに到達したときに逆張りしたり±1σを超えたときに順張りするなど、この事実を使ってトレードしていくことができます。

 

ものすごく簡単ですよね。

 

2.ボリンジャーバンドの特徴を使う

ボリンジャーバンドにはチャートにトレンドが現れると肥大していき、逆にチャートがレンジになってくると狭まっていくという特徴があります。

 

つまり、ボリンジャーバンドが広がっているとチャートにトレンドが発生しているということになるので順張りする、などの使い方ができるということです。

 

でも、これじゃしっかりした分析はできません・・・

 

今紹介した2つの使い方は基本的すぎて実戦向きではありません。

 

なので、この記事をご覧になっている頭がいいみなさんは、次の段落で紹介する3つのボリンジャーバンドを応用した使い方をマスターしていきましょう。

 

超重要です。

 

ボリンジャーバンドを応用したエントリー手法とは?

 

さて、ここからが本番です。

 

上記でも説明した通り、これまでの考え方は基本中の基本なので、ここまでの手法を理解しつつ、これから解説していくエントリー手法をしっかりと理解していきましょう。

 

ボリンジャーバンドを応用したエントリー手法は以下の2つです。

 

1.ボリンジャーバンド幅と一緒に使う方法
2.バンドウォークでトレンドを掴む

では、1つずつわかりやすく解説していきます。

 

1.ボリンジャーバンド幅を一緒に使う方法

最初にボリンジャーバンド幅と一緒に使うエントリー方法です。

しかし、「ボリンジャーバンドは知ってるけど、幅がついたのは知らね」という方がいると思うので、まずボリンジャーバンド幅の説明からしていきます。

 

  ボリンジャーバンド幅(BBW)とは?

この指標は、実際の算出した過去のデータでチャートを予測するボリンジャーバンドとは違って、ボリンジャーバンド幅の大きさの強弱を表す指標です。

 

この指標の値が高いとボリンジャーバンドが肥大している状態になっていることを表していて、逆に低いとボリンジャーバンドが収縮していることを表しているということになります。

 

※長いのでここからは、BBWと書いていきます。

 

BBWの計算式

(上部のバンドの値-下部のバンドの値)÷中心線(真ん中の移動平均線)

 

まあ、ぶっちゃけ式は覚えなくていいです。幅の値をいじることもありませんし。

 

  BBWはどうやって使えばいいの?

主に以下の3つがあります。

  1. 幅の値が上がっているときに順張り
  2. 幅の値が下がっているときに逆張り
  3. ダイバージェンスを見つける

1つずつ解説していきます。

 

 1.幅の値が上がっているときに順張り

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このようにBBWの値が上がっているときは、トレンドが発生しているということなので、その流れに乗って順張りするという方法があります。

 

この手法のエントリーポイントは、

 

①   BBWの値が上がっていなければならない
②   ボリンジャーバンドの先端が肥大していなければならない

 

という2点です。

このどちらかが欠けているとエントリーしてはいけません。エントリーの例としては下記の例を参考にしてください。

 

2.幅の値が下がっているときに逆張り

この手法は、BBWの値が上がっているときに順張りする方法とは違って、幅の値が下がっているときに逆張りする方法です。

 

BBWが下がっているときはボリンジャーバンドが収縮していることを表していることは先ほど勉強しましたよね。そして、この手法ではこの傾向とボリンジャーバンドは収縮しているほど反発しやすくなる、という傾向を組み合わせます。

 

箇条書きすると

となります。
つまり、この手法のエントリーポイントは

①   BBWが下がっている
②   ボリンジャーバンドが収縮している
③   ±2σもしくは±3σで逆張りする

になっていきます。

 

±1での逆張りは反発確率が低いのでやめておきましょう。チャートが反発しない可能性が高いです。

 

3.ダイバージェンスを見つける

最後はボリンジャーバンド幅を使い、ダイバージェンスを見つけるエントリー手法です。

ここでテクニカル指標をよく勉強されている方は、ダイバージェンスってオシレーターのサインのことじゃないの?」と思ったでしょう。

 

実はボリンジャーバンド幅でもダイバージェンスは存在します。しかし、オシレーターとの明確な違いがあるんです。

 

それは

モメンタム・ダイバージェンスボラティリティダイバージェンスか?」です。

モメンタムとは価格の低下ボラティリティとは相場の変動力を表します。

 

つまり、ボリンジャーバンド幅のダイバージェンスを見つけることができれば、相場のボラティリティと実際の価格の乖離を見つけることができます。

 

この手法ではこの乖離を利用して、相場が切り上げているときにボリンジャーバンド幅が切り下げているときは、実際の価格ボラティリティが過熱していることを表しているので、その後ボリンジャーバンドが収縮することがわかります。

 

逆に、実際の価格が切り下げていて、ボリンジャーバンド幅が切り上げているときは相場が過小評価されていることを表しているので、その後ボリンジャーバンドが肥大していくことがわかります。

 

ダイバージェンスの例

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まとめると・・・

 

   価格が切り上げていて、ボリンジャーバンド幅が切り下げている

その後、上昇トレンドが調整、または下落する可能性が高いので買いポジションを決済、もしくは売りポジションを入れる。

 

    価格が切り下げていて、ボリンジャーバンド幅が切り上げている

その後、下落トレンドが調整、または上昇する可能性が高いので売りポジションを決済、もしくは買いポジションを入れる。

になります。

 

なので、ダイバージェンスを見つけたときは上記2つの定義を確認しつつ、ポジションを動かしましょう

 

そして、この時オシレーターダイバージェンスと一緒に使いましょうさらに分析精度があがりますよ。

 

   ボリンジャーバンド幅はメリットしかない点

  • 値が高いときに順張りしてトレンドを取っていける
  • 逆張りの精度を上げていくことができる
  • ボラティリティの乖離を見つけることができる

などなど・・・

 

上記の通り、ボリンジャーバンド幅はメリットしかありませんデメリットとしては、「損切りは早くしよう」ということぐらいです。

 

しかし、この優良指標をしっかり理解して使っている方は少ないように感じます。そして個人的にボリンジャーバンドだけで使うことは、正直クレイジーだと思っています。

 

なので、この記事をご覧になっている頭のいいみなさんはボリンジャーバンド幅を有効活用しつつ、トレードしていきましょう。

 

2.バンドウォークでトレンドを掴む

続いて、バンドウォークを使うエントリー手法を紹介していきます。


バンドウォークに関しても、理解できれば自分の武器となり、利益となってくれるのでしっかり押さえていきましょう。

 

   まず、バンドウォークって何?

バンドウォークとはボリンジャーバンドの中で発生する現象の一つです。

 

ボリンジャーバンドの±2σ線ををロウソク足が伝っていく現象のことで、チャート上に強いトレンドが発生したときに起こる現象です。

 

バンドウォークの定義は、±2σ線を越えた時になります。そして、バンドウォークが継続している間はトレンドが継続します。

 

   バンドウォークの使い方は?

では、ここからバンドウォークの使い方を見ていきましょう。

 

バンドウォークとはそもそもトレンド発生のサインなので、その波に乗れなければ意味がありません。

  

ポイントはこの2つです。

 

 

バンドウォークは前述の通り、トレンドの発生で起こるので発生時はボリンジャーバンドが肥大している状態になります。

 

しかし、バンドウォークが起こるときは、ボリンジャーバンドの肥大の前に収縮するという前兆があるんです。

 

つまり、ボリンジャーバンドが収縮した後に肥大を始めたときはバンドウォークを意識しつつ、ポジションを張っていきましょう。

 

    他のテクニカル指標と合わせて使いましょう

しかし、バンドウォークのようにトレンドを取って利益を上げる手法では、どうしても「ダマシ」が発生してしまいます。

 

このダマシとは、基準となる±2σ線を反発してしまい、トレンドが変わってしまうことです。正直、結構やっかいです。

 

では、どのように「ダマシ」を避けていけばいいのでしょうか?

 

その答えが

他のテクニカル指標との併用になってきます。

 

一緒に使うべきなおすすめ指標は

などです。

 

なぜこれらを使うべきなのかと言うと、バンドウォークが崩れてしまう要因がトレンドの勢いが弱いということだからです。

 

なので、よりトレンドの強さや方向性を確認できる移動平均線一目均衡表「バンドウォークをするか、しないか」を判断するときにはとっておきの指標なんです。

 

判断の目安としては、ボリンジャーバンドが収縮した後、肥大していてなおかつ価格が移動平均線もしくは一目均衡表の雲を突き抜ければ、バンドウォークが始まったと考えていいでしょう。

 

  バンドウォークは利益を取りやすい、ただしリスク管理はしっかりしましょう

これまでの説明の通り、バンドウォークは利益を取りやすい手法です。

 

ただ、その特徴もからもわかる通り、シナリオから外れると大きな損失を及ぼしやすい手法なのは間違いないので、損切りはしっかりしましょう。

 

損切りの目安としては、ボリンジャーバンドの±2σ線で上ひげを付けて反発、もしくは一度超えた移動平均線に戻ってきてしまったときに損切りをかけましょう。

 

絶対に反発した後にナンピンなんてことはしないでください。

 

損失が大きくなっていき、風のようにロスカットしていきます。(経験あり)

最後に

   ボリバンだけでトレードすることはおすすめしません

最後にボリンジャーバンドを使う上でおすすめできないことを説明していきます。

 

それはボリンジャーバンドだけでトレードすることです。

これをおすすめできない理由は、ボリンジャーバンドが単体向きの指標ではないからです。

とゆうか、すべての指標が単体向きではありません。

 

なので、バンドウォークを取ろうがレンジで逆張りしようが、ボリンジャーバンドじゃなかろうが他のテクニカル指標と併用することを心掛けましょう。

 

決して1つのテクニカル指標だけで戦おうなんて馬鹿な真似はしないでおきましょう。

泳ぎだけでオホーツク海に行ってこいするよりも難しいです。

 

この記事のまとめ

今回は「ボリンジャーバンドのエントリー手法」というテーマで記事を書いてみましたがいかがでしたか?

 

そして、結論としてボリンジャーバンドは使えます。とゆうか、テクニカル指標が使えるか使えないかは時と場合で変わってきます。

 

なのでボリンジャーバンドは使えない」なんて言ってる人はほっといて、この記事や他のネット記事を参考にしたり、自分なりに使い方を変えてボリンジャーバンドを有効活用していきましょう。

 

記事のまとめ

 

ということで、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。