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【FX】1年の内で勝てない時期は?|3つの理由とおすすめの通貨まで徹底解説

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「FXは1年の内で勝てない時期はあるのかな?」

 

この疑問はFX初心者の方にとっては大きな疑問になっていると思います。

なので、今回はこの疑問を明確にしつつ、初心者の方にもわかりやすいように解説していきます。

 

正直、これがわかってないとあなたがどんな凄腕FXトレーダーになったとしても、負け続けることになります

 

なので、この記事で今すぐ理解しておきましょう。

 

  この記事の要約

  FXで勝てない時期はいつ?【1つだけです】

  なぜ勝てないの?【3つの理由】

  勝てない時期は何が買い?【超シンプル】

 

  この記事を読むメリット

1年周期の中で勝てない時期がわかるようになる 
その時期を避けることで損失機会を減らせる

 

 

1年の中で勝てない時期はいつ?


1年の内でFXが勝てなくなる時期はズバリ夏枯れ相場です。

夏枯れ相場とは毎年の8月を中心とした6月から9月にかけてのバケーションシーズンの時期になります。


毎年この時期になると初心者からプロにかけて個人トレーダーは軒並み焼き殺されていきます。しかし、その一方でヘッジファンド機関投資家などの大規模な投機筋はほとんどの年で勝っています。

これはなぜなんでしょうか?
その理由を次のセクションで解説してきます。

 

FXでこの時期に勝てない3つの理由

では、なぜ夏枯れ相場では勝てないのか?

それは以下の理由があるからです。

1.       取引量が圧倒的に少ない

2.       市場パフォーマンスがとても低い

3.       急激な値動き

 

夏枯れ相場がなぜFXで勝てない時期になっているかはこれらの理由が大きいからです。
特に3つ目は超絶ヤバいです。

順に解説していくので目かっぽじってみていきましょう。

 

1.取引量が圧倒的に少ない

まず、夏枯れ相場は取引量が1年の中でもものすごく少ないです。

取引量が減る理由は毎年の夏季休暇とお盆休みが重なった長期休暇のせいで市場全体の流動性が減るからです。

 

夏季休暇になるとみなさんも遊びに行ったり、休んだりしますよね。
もちろんお仕事を頑張っている方もいらっしゃるとは思いますが、おそらく少数でしょう。


FXの世界でも同様に、夏枯れ相場では少数の人だけが市場に参加しているので取引量が減少して、チャートが動かなくなります。

つまり

1.夏季休暇で市場参加者が減る

2.市場全体の取引量が減る

3.市場のボラティリティが減少する

4.市場が動かないので結果的に儲からない

 

という悪循環が生まれ結局利益を出せません。

つまり、世界情勢がどうとかテクニカル分析ができないとかそういう問題ではなく、本質的に稼ぐことができないということなんです。

 

 2.市場パフォーマンスが低い

取引量が少ないことと同様にこの時期は市場のパフォーマンスが絶望的です。
その例として夏枯れ時のドル円の推移を10年分まとめてみました。

 

夏枯れ時のドル円の下落率(2010年~2019年の6~9月時点)

2010年

 ▲約2.8%

2015年

 ▲0.2%

2011年

 ▲約3.7%

2016年

 ▲約3.7%

2012年

 同水準

2017年

 同水準

2013年

 ▲約1.9%

2018年

 +3.6%

2014年

 +約8.5%

2019年

 ▲1.9%

 

ポイント!!
  • 全体的に円高気味
  •  2014年はアベノミクスで上昇相場だったが、それ以外の年はほとんどがマイナスパフォームしている
  • 相場が強く動くことがある

 

この下落率を見て取引したいと思う方はいるでしょうか?
おそらくいないと思いますが、いたらやめておきましょう。この上なく絶望することができます。

 

そして、残念な話ですがこれはFXに限った話ではなく、同様に株価も当たり前のように落ちていきます。

2019年の夏枯れ時の日経平均株価(8月時点)

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 ※トレーディングビューを使っています。

               

上記の通り、株価も通貨と同様に下落していくことがわかります。

なので、夏枯れ相場下ではFXだけでなく株もやらないようにしましょう。

 

 3.急激な値動き

最後に一番ヤバいものを解説していきます。
それは取引量の減少で起こる急激な値動きです。

 

「えっ夏枯れ相場って動かないんじゃないの!?意味わかんない!!」
という声が聞こえてきた気がしますが、安心してください今から解説していきます。

 

まず、注目すべきなのが夏枯れ相場は取引量が減るということです。つまり、ちょっとした売買でも大きく価格が動くことがあると言い換えることができます。

 

なので、毎年この時期になると市場にはびこるヘッジファンドなどの強者が大規模な投機売買を仕掛けてくることがあるんです。

用語確認

ヘッジファンド

その名の通りさまざまな金融商品に投資していき、市場が上がっても下がっても利益を得ることを目的とした投資会社のこと

投機

投資とは違って短期的に為替や株式を取引して利益を得ようとすること

 

これによって幾度となく株や通貨が暴落してきましたし、もちろん暴落する商品を持っていれば確実に損失、ひどければロスカットなんてこともありえます。

 

なので、この記事をご覧になっている方はヘッジファンドと戦ってやる」「ぶっ潰してやる!」なんて馬鹿なことは考えずに、夏枯れ相場では以下のポイントを参考にしつつ、安静にしておきましょう。

 

ポイント!!  

✔  夏前にできるだけ買いポジを決済しておく

  口座資金を減らす(無駄な取引を避ける)

  損切りはしっかりしましょう

  売りヘッジを入れる

などなど・・・

 

夏枯れにはどう対応すればいいの?

 

では、どうやればこんなに恐ろしい夏枯れに対応できるのでしょうか?

その答えは・・・

 

 

円・スイスフランを買うことです!!

夏枯れ相場ではこの2つの通貨を買いましょう。

◆円とスイスフランが買われる理由◆ ★リスク資産なので下落時に買われる★
は有事の際に大きなファンド勢の買戻し・円ヘッジで買われます。
スイスフラン永世中立国宣言(えいせいちゅうりつこくせんげん)により世界一安全な通貨として知られているため、有事の際に買われます。

 

スイスフランが買われる理由はほかにもあるのですが、夏枯れ時のリスクヘッジだけを考えるのであればこの理由だけを押さえとけば十分です。

 

どうしても夏枯れという相場状況でFXをしたいのであれば、円とスイスフランリスクヘッジしつつ、トレードすることを心掛けましょう。

 

  勝てない時期は取引しないのがベスト

とはいっても結局取引しないことがベストです。円やスイスフランを買っても夏枯れが勝てない時期だというのは変わりません。

 

なので、大きな損をするリスクを背負ってまで利益を得たくない方は、「そもそも取引しないこと」を頭に入れておきましょう。

 

ドルコスト平均の方は、そのまま積み立て続けていきましょう。

この記事のまとめ

今回は「FXで勝てない時期は?」というテーマで記事を書いてみましたがいかがでしたか?

 

結果的にFXで勝てない時期は夏枯れ相場だったわけですが、じゃあ確実に勝てる時期はあるのかと言われればそんなもの存在しません

 

なので、少々趣旨がずれますが投機的な取引をするよりも初心者はドルコスト平均で積み立てていくのが一番です。

トレードなどの短期売買はポートフォリオ10%ほどに抑えつつ楽しく確実に投資していきましょう。

最後にこの記事をまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 夏枯れ相場は取引高が少なく、パフォーマンスが低いので手を出さない
  • 夏枯れ時、通貨と株価は高い確率で下落する
  • 取引しないのがベスト、ドルコスト平均で安定して積み立てましょう。

 

では、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。

 

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