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【FX】チャート印刷で勉強って結局ありなの?|個人的な成果からお伝えします

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本記事の要約
  • チャート印刷でFXの勉強ってぶっちゃけどうなの?【経験から話します】
  • 正直、パソコンのほうがいいの?

 

みなさん、こんにちは!!

突然ですが、皆さんはFXトレードの勉強をどのような方法で行っていますか?

  • アプリを使う
  • 本を活用する
  • ネット上のブログやサイト
  • デモトレード
  • チャートを印刷する



最近、このことについて調べている時にネットではこんな意見を見かけました。

  • 「パソコンで勉強が効率的だ!!」
  • 「実際にトレードしつつ勉強すべき!!」
  • 「チャート印刷が結局一番」


やはり多種多様な方法を見かけますが、この記事では主に一番下の「チャート印刷」での学習にスポットをあてて、個人的な経験からそのメリットやデメリット、向き不向きなどを書いていきたいと思います。

これからFXを始めていく方にとっては、必見の記事になると思いますので、ぜひとも最後まで見ていってください。

では、さっそく見ていきましょう。

 

結論から言うと・・・

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先に結論から言ってしまいますと、個人的な意見としては「人による」と思っています。

  • チャートをじっくり見て、研究していくことが重要だ。
  • 何百枚、何千枚とチャート印刷をして、トレンドラインを引いて、手法を固めることこそが重要なんだ。

こんな声が聞こえてきそうですし、意見としてはよく理解できるのですが、それでもぼくはチャート印刷に関して「人による」と思っています。


なぜなら、この理由は非常に簡単で、チャート印刷をして勉強することは、向き不向きが明確に存在しているからなんです。

 

例えば、ファンダメンタルトレーダーがチャート印刷して、勉強してもまったく意味がありません。


それよりも、ブルームバーグ日経新聞などで実際にニュースを読んで、それを分析し、より優位性の高いところでエントリーできるかを検証するほうが圧倒的に重要です。


テクニカル分析にしても、チャート印刷をするよりも本で学習し、パソコンの前に座り、さまざまなテクニカルインジケーターを検証し、より優位性のでる、なおかつ自分に向いている手法を探していくほうがぼくは吉だと思います。


そして、当たり前のことですがFXチャートは土日を除くと四六時中常に動いています。
エントリーの時も、利益確定の時も、損切りをするときも、もちろんあなたが検証しているときも。


そんな中で、チャートを止めて考えるよりも実際に動いている相場で考えて検証していくほうが圧倒的に【効率・時間・根拠】に優れているんです。


しかも、このやり方で勉強すると基礎を習得するのに数年という長い時間がかかってしまいます。この理由は、チャートを止めてじっくり見るからですね。


勉強は基礎が大事とはよく言ったものですし、トレードに関してもそうなのですが、さすがにかかりすぎなので、ぼくは本や動いているチャートで勉強したほうが効率がいいと思ってしまいます。


あと、もう一つデメリットとしてプリンターや多くのコピー用紙、インクを用意するコストと手間も考慮しなければならないという点が挙げられますね。

 

僕の経験則から
実際に、ぼく自身も勉強始めたての頃にチャート印刷を試したことが過去にありました。


その時は、トレンドラインやローソク足エリオット波動などを見て必死に分析したのですが、3~4時間後「これってパソコンでやっていることと変わらないよな・・・」と思い立って、結局収穫なく投げ出してしまった記憶があります。


つまり、ぼくはチャート印刷での勉強に向いていなかったんです。


そして、その後パソコンでの試行錯誤を何百時間~何千時間と続けていましたが、今までチャート印刷をして勉強しなかったことが原因だろうと目星がつく失敗をしているかというとまったくしていないんですよね。

 

ただし、FXをチャート印刷で勉強することにもメリットはあります

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とはいっても、チャート印刷にメリットが一切ないわけでもありません。


今のようなデメリットも存在しているのとは裏腹にこれは魅力的だと感じたこともありました。(まぁ、ぼくは向いていなかったので投げ出してしまいましたが)


なので、以下ではそのメリットと向き不向きの「向き」の部分を解説していきたいと思います。


FXをチャート印刷で勉強するメリット:① 「間接的」と「直接的」ではやはり「実物性」が違う

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歴史的に、昔の人は鉛筆や定規、消しゴムを使って手書きで制作したチャートで、取引を行っていました。


そして、毎日手書きチャートで分析をし、大きな利益を上げて、何十年前~今現在までの価格を作り上げてきたことは歴史的に間違いないんですよね。


例えば、ローソク足を作り、酒田五法を提唱した米商人本間宗久は、江戸の世の米取引で莫大な富を作ったといわれています。


もちろん、江戸時代にはパソコンどころか電気という概念すらも存在していません。


ここからもわかる通り、もっと手を動かし、価格を目で追って、何千ものチャートを分析していくことも本質的に大きな成長と利益をもたらしてくれることには変わりはないんです。


しかも、パソコン上にある価格と目の前にある価格とでは、やはりその感覚も違ってきます。つまり、「実物性」あるということです。


実物のチャートがあるぶん集中力や現実性が上がり、チャートをより細部まで分析しようとするので、パソコンの前で考えるよりも頭が回転し、情報量が上がるというのもまた事実です。


さらに、チャートを印刷し、実物として見て、何度も分析する上で繊細な値動きの癖を覚えることが、容易になるのも大きな利点になります。


実際僕も、当時印刷した同じチャートばかりに目を通していたので、気づいたらまるっと値動きを覚えていた思い出があります。


こんな経験から、「たしかに毎日これを継続すれば、ものすごい量をインプットできるな。」なんて少々びっくりしたほどです。

このようにパソコンと実物のチャートでは、現物がある分メリットが大きくなるということもあながち嘘ではないわけです。

つまり、「直接的」にチャートを見ることで「実物性」が向上するんですね。

 

FXをチャート印刷で勉強するメリット:② 水平線・トレンドラインの精度が必然的に上がる

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「実物性」が上がるという話をしていましたが、ラインを引く精度が上がるということもチャート印刷をするメリットとして大きなウェイトをしめると思います。

この理由は、パソコンではマウスや画面を通しての、つまり画面上に映っているものにただ線を引いているだけになるのですが、実際に持てるもので、なおかつ自分の指や手を活用して線を引くとなると、やはり感覚的なものが変わってきます。

とゆうかそもそもの話なのですが、人間は書いて覚える生き物なんですよね。

例えば、皆さんが学生時代に必死になってした勉強なんかでも書いて覚えましたよね。

さらに時として、声を出して耳で聞いて覚えたり、ペンを持って書く感覚を使って覚えたり。

おそらく、パソコンのワードに文字を打って覚えたという方は数少ないでしょう。

こんな風に人間は、何かを覚えたりインプットするときは実際に五感を使って行動することが効率的なんです。

チャート上にラインを引く時も同じで、パソコンでは気づけないことが実物に書いて実践すると気づけたなんてこともあるんです。

つまり、トレンドラインを引く時や水平線を引く時によりチャートに注視して引くことで、正確にラインを引く力が上がるということですね。

 

POINT!!

ラインを引きをより正確にしよう
さて、実物のチャートを見て、自分の手で書いてラインを引くことでその正確さがあがるといいましたが、ただ闇雲にラインを引けというわけではありません。

しっかりとしたルールがあります。これはパソコンでのトレードと同じことです。

例えば、ぼくであればこんなルールでチャートにラインを引っ張っています。(よかったら参考程度にどうぞ)

  1. ラインは引きすぎない(かえって邪魔になるから)
  2. 通貨ペア 3種類(ドル、円、ユーロ)
  3. 時間足 3種類(4時間足、日足、週足)
  4. ラインを引く場所は3~4回の反発を繰り返しているところ
  5. キリのいい数字に着目(105.00や110.50など)
  6. エリオット波動を注視する(トレンド転換を掴む)
  7. 1日の振り返りを必ずメモる(マジ大事、これがすべてと言っていいぐらい)


ざっとこんな感じです。

もちろんこの通りにラインを引けというわけではなく、自分の向き不向きやあっている引き方を実践しながら引いていき、日々自分なりの手法を確立させていくことが重要です。

一応チャートで解説します

  ドル円チャート:週足

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まず、ラインを引く量に関しては最低このぐらいにしましょう。

これより多くなったり、少なくなったりするとかえって邪魔になったり、チャート観察が疎かになったりします。(時間足は関係ありません)

さらに、トレンドライン・水平線を引く時は、できるだけローソク足のヒゲも考慮して引いたほうがより正確性がでます。(ただしすべて考慮しろというわけではありません)

良くローソク本体だけにラインを引っ張る方がいるのですが、それではローソク終値を掴めないので正確性に欠けてしまいます。

めんどくさいかもしれませんが、しっかり大事なのでちゃんとヒゲも考慮してラインを引くようにしましょう。

そして、もう一つ大事なこととして、気づきを多くするということは外せませんね。

例えば、上記のチャートであれば

  • ボトム・トップは反発点になりがち
  • トレンドラインは細いとより突き抜ける
  • 週足の水平線はより注目されやすい
  • 長いヒゲができるともう一度その価格に収束しやすい(投資家心理の現れ)


こんなことが読み取れますよね。

これらは基本的なことですが、ずっとチャートを見ているともっと細かく、応用的なことまでわかってきたりします。

そして、最後に大事なこととして、これらの気づきをメモることを忘れないようにしましょう。

メモを取ることは脳からのアウトプットを促進させて、次見るときのインプットにもつながります。

これに関しても、めんどくさいとは思いますがものすごく大事ですから忘れないようにしておきましょう。

せっかく覚えたことを忘れるのも嫌ですからね。

FXをチャート印刷で勉強するメリット:③ 日々の学習をインプット・アウトプットするには最適

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さて、最後のメリットになりますが、それはインプット・アウトプットするには最適だということです。

これに関しては先ほども少し触れましたが、チャート印刷でのFX勉強は以下の順番で行います。(僕はこうしていました)

  1. チャートを印刷する
  2. チャートを凝視して特徴を掴む
  3. 手当たり次第ラインを引く
  4. その都度気づきをメモる
  5. 終わり次第まとめをする

1~5をひたすら鬼のように繰り返す


お気づきの方はもう気付いていると思いますが、チャート印刷での勉強はインプットとアウトプットが効率よくできるようになっているんです。

例えば、上記の流れであればこのようになります。

  1. チャート印刷をする→ チャートを見て選ぶ→インプット
  2. チャートを凝視して特徴を掴む→チャートのトレンド・心理を把握する→インプット
  3. 手当たり次第ラインを引く→2の特徴を踏まえつつ、反発点にラインを引く→アウトプット
  4. その都度気付きをメモる→2と3を生かして書く→アウトプット
  5. 終わり次第まとめをする→全体の把握をする→インプットアウトプット

1~5をひたすら鬼のように繰り返す


このようにチャート印刷してFXを勉強すれば、上記を鬼のように繰り返すので、インプット・アウトプットの効率に関して言うならば何も考えなくても脳が勝手に処理してくれます。

つまり、必然的にチャートが考えていること(投資家心理)を読めるようになり、トレンドやレンジのパターンと流れをうまく見つけることが出来るようにもなるということなんです。


FX勉強にチャート印刷を組み入れるかはあなた次第

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この記事も終盤に差し掛かってまいりましたが、最後に皆さんにお伝えしたいことは向いているかどうかわからないけど一回試してみてくださいということです。

ここまでチャート印刷について、デメリットからメリットまでを解説してきましたが、あらためて個人的に向き不向きが激しい勉強方法だと思ったんですよね。

まあ、僕個人としては向いていなかったのは事実ですが、初めから拒絶せずにこの勉強方法をためしてみる価値は全然あると思います。

もし一度試してみて「自分には向いていないや・・・」とか「あっちの方法のほうがよかったな・・・」と思うならやめればいいだけですし、「これは自分には最高の勉強法だ!!」と思ったならそのまま継続すればいいだけですからね。

 

ただし努力はしましょう

ただし、めんどくさいからとか嫌だからなんて理由で継続するかしまいかを決めないようにしましょう。

そんな理由で決断するのであれば、FXなんかしても損することは目に見えていますからね。

つまり、何事も努力はおこたるなということです。

FXの勉強はご自身の学生時代の受験・テスト勉強を思い出して、何年も継続することが自身の成長につながっていくということですね。

やると決めたらトコトンやりましょう!!


この記事のまとめ

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この記事では、FXでチャート印刷ってどうなの?ということ疑問について特集しましたが、いかがでしたでしょうか?

記事のまとめ

チャート印刷のデメリット

  • チャートが動かない
  • 向き不向きがとても明確
  • 始めるには少し費用が掛かる

チャート印刷のメリット

  • 実物があるため直接的にチャートに触れることが出来る
  • トレンドライン・水平線の精度が上がる
  • インプット・アウトプットには最適

結論:向き不向き激しいけど、一度やってみる価値はある。ただし、やるならトコトン追及

 


ということで、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。

あなたへのおすすめ

良ければ一緒にどうぞ。

 

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