【FX】5分足トレードで移動平均線を使うときのわかりやすい設定法【手法、タイミング、必要金額、損切りまで総まとめ】
本記事の前書き
『実は移動平均線って5分足でも使えるんだよ・・・』ということを手法、設定、必要金額、取引のタイミング、手法の信頼性を含めてわかりやすく解説します。
- 最も使えるテクニカル分析、それが移動平均線
- 5分足移動平均線を設定してみる
- ダウ理論×移動平均線を利用した順張り手法
- オシレーターと組み合わせるのもアリ
- しかし、この手法にはデメリットも・・・
- この手法に必要な取引金額
- なぜ、この手法が信頼できるのか?
- 本記事のまとめ
最も使えるテクニカル分析、それが移動平均線
移動平均線は短期足で最も使えると言えるでしょう。その理由は『トレンドを追える』からですね。こちらをご覧ください。
このように、移動平均線は『みんなが見ている』からこそ、トレンドができた時に価格をわかりやすく追っていくことができます。
そして、この『トレンドを追える』という移動平均線の強みは、5分足などの短期足でも使うことができます。
もっと詳しく見ていきましょう。
5分足移動平均線を設定してみる
ここでいう設定というのは、直近何本分のローソク足を平均して算出しているかということです。
つまり、5分足の20移動平均であれば5×20となり、直近100分ぶんのローソク足を平均するということですね。
実は、設定は超単純です。どの期間を使えばいいのかなんて迷うことはありません。
ポイントは『みんなが使っているかどうか?』です。
みんなが使っているということは、チャートに対するその移動平均線の影響が強いと言えるからです。
中期であれば『50・60・75』など、長期のものであれば『100・200』などが一般的によく使われます。
ただ、今回は短期足ですから、もっとも使われやすい『14・20・21』などで大まかな動きを追って、『5・10』などで直近のローソク足をとらえるのが最適な使い方と言えるでしょう。
ダウ理論×移動平均線を利用した順張り手法
(5分足なので、少々わかりにくいかも・・・)
トレーディングビューの5分足のワンシーンですが、移動平均がクロスして、ダウ理論が成立したところからチャートが10pips上がっていることがわかると思います。
この手法はあくまでもスキャルピングですから、5pips〜10pipsほど取れれば万々歳といったところでしょう。
損切りに関しては、5分足レベルでダウ理論が崩壊したところで速やかに行いましょう。
ほっとくと簡単に損失が膨らんでしまい、典型的なコツコツドカンになってしまいますから。
一方、利確はフィボナッチリトレースメントを使うことをお勧めします。
直近15分足の高値〜底値にフィボナッチを引いて、エントリーポイントから近いラインにテイクプロフィットを置く。
この手法を愚直にやるだけで、感情的にならずに取引をしていくことができます。
オシレーターと組み合わせるのもアリ
オシレーターというのは、代表的なものを言うとRSIやMACD、ストキャスティクスなどの『買われすぎ、売られすぎ』を表す逆張り向きのテクニカル指標になります。
逆張り向き指標といっても、順張りで利用する手段もあります。
それが、50ラインを意識することです。
50ラインというのは、オシレーターのちょうど真ん中のラインのことで、ここを抜けるとチャートが強く順張りになるポイントになります。
OANDAや外為オンラインの記事がわかりやすいのでよかったらご覧ください。貼っときます。
https://www.oanda.jp/lab-education/technical_analysis/rsi/propagation/
→OANDA
https://www.gaitameonline.com/academy_chart14.jsp
しかし、この手法にはデメリットも・・・
デメリットのない手法なんて存在しませんからね。ということで、この手法のデメリットをまとめておきます。
- 常にデスクの前にいなければならない
- ファンダメンタルズに弱い
まず、スキャルピングですから、常にデスクにへばり付いていないと取引の機会を失ってしまいます。
簡単に言うと、『しんどい』ということです。
さらに、細かく、短い取引なので、ファンダメンタル的な何かが来るとドカンと損失が出てしまいます。
このへんには、長期的に目線を変更することで対処することが合理的だと思います。
例えば、ドル円の利上げ相場では買いトレンドでしか取引しないとかですね。逆も然り、金融緩和状況では売りからしか入らない。
この手法に必要な取引金額
どのレベルの取引をしたいのかにもよりますが、1ロットにつき100万円と言うのが世間でもっとも言われており、僕自身もルールにしている適正金額になります。
ここで言う適正金額というのは、『確実にロスカットしない』金額ということです。
実際、このレベルの取引金額になると証拠金維持率は余裕で1000%を超えるので、ゼロカットがない日本口座であったとしても安全です。(ただ、もちろん損切りをかけておくのは絶対ですよ。損切りしなくて含み損が爆発しては元も子もありませんからね。)
なぜ、この手法が信頼できるのか?
この手法が信頼できるのは他でもありません。
それは世界中のトレーダーが移動平均線・ダウ理論を使っているから。
大衆心理が強く働くからこそ、自分のものにできれば信頼できる手法、強い味方になるということですね。
本記事のまとめ
忘れてはならないデメリットもありましたよね。
- デスクに張り付かなければならない→しんどい
- ファンダメンタルに弱い→長期的な目線で対処する
そして、信頼できる最大の理由は「大衆が使っているから」でしたよね。
ここでこの記事は終わります。
では皆さん、また!!