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【FX】ハイレバ取引って本当に危険なの?【結論:ハイレバが怖いは嘘】

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本記事の要約
  • 「ハイレバレッジ取引って取引って本当に危険なの?」という疑問の解消
  • FXでハイレバレッジはむしろメリット(しかしデメリットもある)
  • FX取引で本当に危険なものとは?
 
※ハイレバレッジ【以下ハイレバと訳します】はその名の通り、レバレッジを大きく聞かせて取引することで、一般的に利益幅も大きくなりますが損失も同様に大きくなる取引方法です。

 

昨今、FX取引が盛んになってきた中でこのような言動をする方が多いような気がします。

「FXでハイレバはマジで危険だ!!」
「ハイレバは口座資金が吹っ飛ぶ」
「損失は無限大、レバ10倍安定」

 

こんな感じですかね。

確かにFXでハイレバレッジと聞くと大損失・破産・人生リセットのような物騒なことを思い浮かべる方も少なくないでしょう。というかそのほうが多いと思います。

しかし、この時なぜ【ハイレバレッジ=危険】という考えになるのか、そもそもハイレバレッジは本当に危険なのか、はたまた嘘なのか?

こんな疑問がみなさんの頭の中をめぐると思います。

ただ、結論から言ってしまうとハイレバレッジが危険は嘘です。

 

今、頭に?を思い浮かべた方は一定数いるでしょうが、これは嘘ではなく本当の話です。

なので、頭に?を思い浮かべた方に向けて、まずは「ハイレバレッジが危険」の勘違いとその理由を解説していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

 

FXでハイレバが危険だと思っている人の勘違い:①損失が大きくなると思っている

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ハイレバが危険と思っている人の勘違いとして大きなウェイトを占めるのが「損失が大きくなる」です。

確かに、レバレッジは元の口座資金にてこの原理をきかせる(一時的に借金をする)ことでハイレバはそれを何十~何百倍にして行うのですから失敗すれば大損失をくらうと思うのは仕方ないことかもしれません。

しかし、ハイレバレッジはあくまでも「一時的な借金」、つまりポジションを持っている間だけの借金ですからポジションを決済すれば解消されます。

そして、もっと言うと損切りラインをしっかりと設置しておけば、ハイレバはまったく問題ないことなんです。

例えば口座資金が10万円で取引量0.1ロット(海外口座単位、日本口座では1ロットのこと)で、損切りラインが20pipsだとして・・・

安全と言われるレバ10倍→損失は2000円
危険と言われるレバ100倍→損失は損切りによりもちろん2000円 


このようにハイレバで損失が大きくなるのは、あくまで損切りをかけていないトレーダーだけで、損切りをしっかりとかけている人は低レバでもハイレバでも損失は一緒です。

つまり、「ハイレバは損失が大きくなる」は真っ赤なウソだということがわかりますね。

そして、ハイレバが危険だと思っている人たちは「ロスカットが早まるからハイレバは絶対ダメだ。」という主張をする人もいます。

しかし、これも全くのデタラメです。

次のセクションではこの「ハイレバとロスカット」について掘り下げて解説していきます。

 

FXでハイレバが危険だと思っている人の勘違い:②なぜかロスカットが早まると勘違いしている

 

FXで怖いものはたくさんあります。大きな損失や高いボラティリティ、そしてロスカットです。

ロスカットとは、金融取引での含み損がある一定のレベルに達したとき、さらなる損失を防ぐために強制的にポジションが決済されることです。


強制決済ということでFXトレーダーからは恐れられているロスカットですが、このロスカットがハイレバレッジだと早まるという意見は間違っています。

間違っているというか、むしろロスカットに関しては低レバの方が危険です。

この理由は、そもそもハイレバは口座資金の何倍もの資金を実質的に借り入れて、取引します。

そして、損切りをかければ損失を最小限に限定できることは①で解説しましたよね。

一方で、低レバレッジは口座資金に対して、小さい資金を借り入れて取引します。

そして、もちろん損切りをかければ損失を最小限に限定できます。

これを理解したうえで、ここでみなさんに以下の問いかけをします。

A:損失が限定されたうえでハイレバでロスカット幅を広げる
B:損失が限定されたうえで低レバでロスカット幅を縮める


上記のAとBのどちらのほうがトレーダーにとって有利だと思いますか?

はい、そうです。もちろん損失が限定されていて、ロスカット幅が広がるほうがトレーダーにとっては有利ですし、口座資金がなくなる確率も低下します。

つまり、答えはAのハイレバを選択することですね。

 
さらに、もう一つの理由として、ロスカット幅の大小は取るポジションのロット(取引量)で決まるということが挙げられます。

これはレバレッジとかの問題ではなく、単純にロット量を増やせばその分取引量が増えるので、ロスカットのリスクも上がるというわけです。

このようにハイレバでロスカット幅が縮まるというのも嘘八百です。そして、上記でも解説しましたが、これに関しては低レバレッジの方がリスクが大きいです。

 

FXのハイレバは危険というよりむしろメリットな件

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ここまではハイレバが危険というウソとその理由を解説してきましたが、ハイレバはむしろメリットが盛りだくさんです。

例えば・・・

  ハイレバのメリット

①低資金でトレードできる
②適度なナンピンができる
③ゼロカット方式の採用

なんかが大きなメリットになりますね。

これから1つずつわかりやすく紹介していきます。

 

①  低資金でトレードできる

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ハイレバ取引するメリットの中でも低資金でトレードできることは、ものすごく大きなメリットになります。

 

例えば

海外口座で1ロットの取引がしたい場合(1ドル=100円とします)・・・

レバレッジ100倍=必要証拠金:4万円
レバレッジ1000倍=必要証拠金:1000円

 

このようにハイレバは取引に必要な証拠金を減らせるので、トレードを小額資金でしたい方にはうってつけのトレード方式だということがわかりますね。

そして、ハイレバは少額でトレードできるだけでなく、ナンピンをするときにもめちゃくちゃ使えるトレード方法なんです。

 

②  適切なナンピンができる

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ハイレバをするときは、ナンピンを手法に取り入れるのも良い選択と言えます。

ナンピンとはポジションを取った後、逆行したときにもう一度同じ方向にポジションを立てることで、ポジションごとの平均取得価格を有利にすることです。


ナンピンは、少額の資金では損失を拡大させ、ロスカット幅を縮めるということにしかなりません。

しかし、ここで大きなレバレッジをきかせることによってロスカット幅を広げて、ナンピンの試行回数を増やしていくことが出来ます。

ただし、この手法の注意点として結構な資金が必要になってくることが挙げられます。

具体的に言うと、だいたい50万円~何百万円は必要になってくると考えていいと思います。

そして、ナンピンするときの1回あたりのロット数は1万通貨(日本口座で1ロット、海外口座で0.1ロット)で最大5回をおすすめします。

これであれば損失が出たとしても最小限に抑えることが出来ますし、1回あたりの試行回数も増やすことが出来ます。

しかも、海外のFXではゼロカット方式が採用されているので、通常のロスカットよりもより安全に取引することが可能です。

 

③ゼロカット方式の採用

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日本のFXでは、通常ロスカットが採用されています。

そして、ロスカットはポジションがある一定の含み損を超えると、強制的に決済されるシステムだということは前述しました。

一方で、ハイレバ採用の海外FXではゼロカットが採用されており、ロスカットとは違って強制決済時の口座のマイナスを業者が負担してくれます。

つまり、口座資金がマイナスになるような損失が出ても追証(借金)を背負わずに済みます。

さらに、ゼロカットは膨大な変動にも強く、2015年のスイスフランショック(SNBの為替介入撤退により起こった急激なフラン高のこと)にもしっかりと発動し、トレーダーの追証を帳消しにしました。

一方で、国内FXのロスカットでは急激な変動により、トレーダーに大きな損失が発生して多くの追証が発生しました。

このようにハイレバで採用されているゼロカットには多くのメリットがあり、国内業者のロスカットよりも旨味が多いわけです。



  ハイレバには他にも多くのメリットがある

今回紹介したメリットの他にもハイレバにはさまざまなメリットが存在します。

例えば・・・

こんな感じです。

しかし、こんなにメリットが多ければハイレバはいいことずくめだと思われる方も多いでしょうが、実際はそんなことありません。使用法によっては悪いものにもなるので、

デメリットもしっかり存在します。

 

これが危険!!:ハイレバのデメリットとは?

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こちらがハイレバのデメリットになります。

①税金
②スプレッド
③過剰なロット数


3つですが、これらのデメリットの影響を知らなければ、トレーダーにとって間違いなく重い足かせになります。

3つとも重要なので、わかりやすく解説していきます。


①  税金

国内ではFXや株式投資などの金融取引の利益には、累進課税が採用されています。

つまり、一律20%で統一されていますが、海外FX業者では総合課税を採用しているので、利益を上げれば上げるほど払う税金が高くなっています。

つまり、利益を追うハイレバとは致命的に相性が悪いんです。

Check!!

必要以上に利益を求めなければ税金は国内と一緒

海外FXでは利益を上げれば税金が増えていきますが、695万円までの利益であれば国内と同じ20%ですし、330万円までなら海外FXのほうが税率は低いです。なので、小資金のときは海外FX、資金が大きくなってきたら国内FXで取引することをおすすめします。

 

 ②  スプレッド

こちらも税率と同じ海外FXのデメリットですが、海外の業者は取引時のスプレッドがとても高くなっています。

※スプレッドとは、取引時にかかるFX運営会社への手数料のことで、海外業者では高く設定されていることが多い


  国内業者と海外業者のドル円スプレッド

 
◎国内業者→最小0.2銭(0.2pips)
◎海外業者→最小2銭(2pips)


上記を見てもわかりますが、国内と海外の業者ではスプレッドが約10倍違います。

もちろんこれはドル円に限ったことですし、必ずしもこの通りではないのですが、10倍の差は正直かなりデカいです・・・

一回の取引ならまだしも何回もの取引をするとなると、ものすごい差になります。

なので、税金について解説した際にも執筆しましたが、ハイレバを使った海外FXはあくまで小資金の時に使いましょう。


③  過剰なロット数

これは、ここまでの内容でも少々触れていましたが、ハイレバを使う際に一番気を付ければならないのが取引するときのロット数を過剰にしないことです。

ハイレバでは小資金で取引できることやおすすめはしませんが、やろうと思えば大きな利益が見込めることですが、その一方で損するときはとことん損します。

この理由は、ハイレバをかけることによって下がった必要証拠金によるものです。

例えば口座資金50万円で1ロット(日本口座単位)を取引する場合・・・

◎レバ10倍→必要証拠金:10万円
◎レバ100倍→必要証拠金:1万円

 
これを見るとわかりますが、レバ10倍とレバ100倍では必要証拠金に9万円の差があります。さらに、これに加えて海外FXでフルレバレッジにすると最大レバ1000倍になり、その時の必要証拠金は約1000円になります。

この必要証拠金の差により証拠金維持率は上がります。

しかし、悪いのは証拠金維持率の上昇ではなく、その上がった証拠金維持率に対してトレーダーが入れるロット量が増えることにあります。

そして、ロット量が増えると損切りに引っ掛かって秒速で退場、もしくはゼロカットによって口座資金がぶっ飛ぶことも全然ありえます。

ただし、前述しましたがハイレバでもロット量を増やさなければ全く問題ありません。

なので、ハイレバ取引する際は【税金・スプレッド・ロット量】の三拍子に気を付けて取引していきましょう。


危険ではないです:FXのハイレバで極限まで損切りしない手法【資金がないとNGです】

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ここまでハイレバのデメリットについて理解してきましたが、そんなハイレバに損切りを極限までしない手法が存在します。

その手法を使うときのルールは以下の通りです。

①資金は最低50万円~
レバレッジは888倍~
③ロット量は5ロットまで(海外口座の場合0.5ロット)
損切り幅は口座資金・ロット量・外部要因から決める


  ①  資金は最低50万円~

この手法の一番の肝は、損切りを極限までおくらせることです。

正直、このぐらいの資金はないと厳しいものがあるでしょう。

 

  ②レバレッジ888倍~

資金面と同じ理由ですが、このぐらいのレバレッジがないければ損切りを極限までおくらせることはできません。

この手法を実行する場合、最低レバレッジ888倍は確保しましょう。

Check!!レバレッジ888倍を出せるおすすめのFX会社2選
  • XM
  • IG証券

 


  ③ロット量は5ロットまで

この取引量に設定する理由は、ちょうどドル円レートで50万円の口座資金+レバレッジ888倍で証拠金維持率を約9000%に保つことができるからです。(1ドル=100円の場合)

9000%の証拠金維持率があれば、取引量5ロットで約10円(1000pips)の変動があってもゼロカットされない計算になります。

証拠金維持率の求め方
証拠金維持率=(口座資金+評価損益+出金手数料)÷必要証拠金×100


これだけの証拠金維持率があれば、すぐに損切りされることはないですし、取引の安定感が高くなります。

 

  ④損切り幅は口座資金・ロット量・外部要因から決める

ロット量とレバレッジについて解説しましたが、もちろんこの手法は損切りもします。

10円の値動きに耐えられるといっても、ゼロカットされたら元も子もありませんからね。

ということで、損切り【口座資金・ロット量・外部要因】で決めることをおすすめします。

例えば今回の手法でドル円のブル(買い)取引を行うとして・・・

口座資金の2%=1万円の含み損で損切り
ロット量が0.5=20pipsで損切り(1万円の含み損)
外部要因(今回はドル金利上昇だとする)=ドル高の勝算が高いので、リスクを取って40pipsで損切り

 

そして、今回は「極限まで損切りをしないこと」をモットーとする手法なので、最終的な損切り幅40pipsを×5倍した幅を損切り幅にしていきましょう。

つまり、40×5=200pips、損失に直すと約10万円になります。

Check!!

この手法はミドルリターン・ミドルリスクです。

ここまでの説明を見てもわかりますが、この手法はFX中級者~上級者向けの手法になります。正直、FX慣れしていない方には損失10万円はきついと思いますし、2円の損切り幅があるといえど正確なポジションでなければ速攻で損切りになります。ということで、最初はコツコツいきましょう。


この記事のまとめ

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ハイレバは危険ではない理由

  • 損失が大きくなると勘違いしている
  • ロスカット幅が縮まると勘違いしている

ハイレバのメリット

  • 低資金でトレードできる
  • ナンピンに向いている
  • ゼロカットの採用

ハイレバのデメリット

  • 税金面での不利が多い
  • スプレッドが高い
  • 過剰なロット数

 

ということで、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。


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【FX】MACDと組み合わせるべきテクニカル指標3選【これが本当のMACDの使い方】

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本記事の要約

MACDで組み合わせるべき指標3選

 

MACDはFXトレーダーなら誰しもが使っているテクニカル指標です。

ゴールデンクロスデッドクロス、もしくはダイバージェンスなどの有効な手法がたくさん盛り込まれているMACDですが、皆さんは「なんか使いにくいな・・・」や「実際使ってみると、使い方が限られてくるな・・・」なんて思ったことはありませんか?

そうなんです。皆さんもお察しの通り、MACDは単体では使えません。

使えないどころか逆に・・・

  • ダマシ
  • 経済指標
  • 要人発言
  • 過熱した相場


などのさまざまな要因に苦しめられて、逆に皆さんのトレードの邪魔をしてしまう「なんちゃってテクニカル指標」に成り下がってしまいます。

つまり、ここでMACDと他のテクニカル指標を組み合わせることで優位性や使いやすさを求めることが必要になってくるというわけです。

とは言っても、「何と組み合わせればいいのかわからない。」「どんな手法があるの?」という疑問を抱く方もいらっしゃると思うので、今回は皆さんの疑問を解消して、実際に使えるMACDの使い方を解説していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

 

MACDの組み合わせを見る前に・・・

さっそく紹介していきたいのですが、その前にMACD自体の【手法・計算式・考え方】を知らないことには本記事をあまりよく理解できないと思うので、まずは下記から飛んでMACDの基本情報を網羅していきましょう。

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FXでのMACDはこれと組み合わせましょう

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さてMACDの基本情報を理解したところで、次にMACDと組み合わせるべきテクニカル指標を紹介していきます。

具体的に以下の指標を一緒に使うことをおすすめします。

 

この3つの指標と組み合わせることによって、単体でMACDを使うよりも間違えなく使いやすくなりますし、しっかりとした手法の基盤が出来ていきます。

つまり、どれもMACDと組み合わせるには、超大事な指標なのです。

わかりやすく解説していくので、しっかりと理解していきましょう。

 

MACDはこれと組み合わせるべし!!:ボリンジャーバンド

まず紹介していきたいのが、ボリンジャーバンドMACDを組み合わせる手法です。

ボリンジャーバンドの詳細がわからない方は以下の記事を読んでください。ボリンジャーバンドの詳細・使い方・組み合わせがわかる記事になります。

 

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手法①:バンド収縮とMACDのクロスを組み合わせた逆張り手法

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この手法は、ボリンジャーバンドという標準偏差の広がりからチャートを分析するメジャーなテクニカル指標とMACDを組み合わせて使う逆張り向きの手法になります。

エントリーポイントは上記の図がよい例だと思います。

ボリンジャーバンドが収縮した後、肥大するのと同時にMACDがクロスしたときがエントリーポイントになります。(チャート上またはMACDに三山やダブルボトム、ダブルトプが形成されていればさらに成功確率が上がります。)


そして、この手法のエントリーポイントは以下の2種類になります。

買いのサイン=ボリンジャーバンドが収縮していて、MACDゴールデンクロスしている

売りのサイン=ボリンジャーバンドが収縮していて、MACDデッドクロスしている


この手法の損切り幅は、皆さんの口座資金・ロット・取引時の外部要因から決定しましょう。

例えば・・・

口座資金が100万でドル円をブル(買い)しているとして
口座資金の2%=2万円の含み損で損切り
10ロットの取引=20pipsで損切り
ドル金利が上昇している=上昇の勝算が高いのでリスクを取って、40pipsで損切り

利益確定もこの考え方でOKです。


このとき決してpipsなんとなく損切りを決めないでください。FXトレードがただのギャンブルに成り下がります。

そして、MACDの設定は通常の数値で、チャートは4時間足~週足で使いましょう。

 

  ボリンジャーバンド幅(BBW)と一緒に使う

MACDボリンジャーバンドを組み合わせる手法は、使える手法であることは間違いないのですが、いざ使ってみると皆さんはボリンジャーバンドの収縮・肥大がわかりにくいな・・・」という不満で心の中が満たされると思います。

そして、そんな不満を解消してくれるテクニカル指標がボリンジャーバンド幅(BBW)です。

 

ドル円:日足のボリンジャーバンド・幅

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このテクニカル指標は、ボリンジャーバンドの収縮・肥大を数値の大小でわかりやすく表してくれています。

ボリンジャーバンドが収縮→BBWの数値が小さい
ボリンジャーバンドが肥大→BBWの数値が大きい

 

これであればボリンジャーバンドが開いているかがわかりやすいので、上記の手法で取引しやすいですね。

しかし、このBBWを使うときの注意点としてボリンジャーバンドが肥大した直後だということを気を付けましょう。

上記のチャートですとBBWの丸部分がおすすめのエントリーポイントになりますが、すべて直前にBBWの数値が上がっています。

BBWの数値が上がっている、つまりボリンジャーバンドが肥大していることを表しています。

ということで、BBWを組み合わせた最終的なエントリーポイントは・・・

になります。

Check!!

BBWの大小は水平線で決める

超使えるボリンジャーバンド幅ですが、その数値の大小は反発している場所に引いた水平線で決めましょう。【天井ラインに当たる=ボリバンの肥大が終わる】、【大底ラインに当たる=ボリバンの収縮が終わる】という具合です。このとき最低でも長期足で3~4回は反発されている点に水平線を置きましょう。

 

MACDはこれと組み合わせるべし!!:RSI

では、最後の手法としてMACDとRSIを組み合わせる方法を紹介していきます。

この手法はトレンドフォローに強いけど、レンジ相場に弱いMACDとレンジ相場に強いRSIを組み合わせることによって互いの苦手部分を埋め合わせる手法になります。

この分析方法は、文章だけでは少々わかりにくいと思うので、2つの例図から紹介していきたいと思います。

※RSIがわからない方は、下記の記事を読んでください。RSIの計算式・手法・組み合わせが全部わかるようになっています。

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例①:MACDが正しいパターン

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まずは、上記のチャートをご覧ください。

このチャートの赤丸部分では上昇トレンドが発生しています。そして、ここで注目すべきなのがRSIは買われすぎを表しているが、MACDは強い上昇トレンドを表しているという点です。

そして、結果的に実際のチャートは上昇トレンドが継続しています。

この場面ではMACDに従って取引していくのが正しい選択で、もしRSIだけで取引していれば利益を得るどころか損失を出していたでしょう。

つまり、トレンドに強いMACDが正しかったということですね。

例②:RSIが正しいパターン

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では、先ほどと同様に上記の図をご覧ください。

このチャートの赤丸部分ではレンジ相場が形成されています。そして、先ほどと同様にMACDとRSIに注目してください。MACD上にはゴールデンクロスが形成されていて、上昇を示していますが、RSIはもみ合いになっています。

先ほどはトレンド相場に強いMACDで取引するのが正解でしたが、今回はMACDゴールデンクロスに従っていればその後の下落で損失を出していたでしょう。

一方で、RSIに従っておけばもみ合いになることは予想できたので、取引せずに済んだでしょう。

つまり、ここではレンジ相場に強いRSIが正しかったということですね。


  MACDとRSIは2つで1つ

2つの例のように基本MACDとRSIは2つで1つと考えていいでしょう。

MACDが欠けるとトレンド相場に対応できませんし、RSIが欠けるとレンジ相場に対応できなくなります。

なので、MACDを使う際は常にRSIと一緒に使うことをおすすめします。そのほうが間違いなく効率がいいですし、一緒に使うことで見えてくることもあります。

ということで、MACDとRSIは2つで1つ」これ絶対覚えておきましょう!!

 

  ストキャスティクスと一緒に使う

MACDとRSIの相性がいいことはお判りになったでしょうが、これに追加してストキャスティクスというテクニカル指標も一緒に使うことをおすすめします。

この指標の基本的な使い方はMACDとほぼ一緒なのですが、相違点として逆張り向きという特徴があります。

つまり、一緒に使うことで


というようにそれぞれの特徴を生かしてテクニカル分析できるので割とおすすめです。

 

  MACD×MACDもあり

MACD×RSIについて解説してきたわけですが、MACD×MACDも結構アリです。

どういうことかというと

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こういうことです。

上記の図の通りですが、この手法は複数のMACDを違う数値で並べて使う方法になります。

上記の図は、上から【12 26 9】・【6 13 5】・【3 7 2】で使っていますが、これに関しては、皆さんが実際に使っているテクニカル指標の数値に合わせることがよい選択だと思います。

例えば移動平均線を使う場合・・・

移動平均が20EMA・・・MACDも20を使う
移動平均が50EMA・・・MACDも50を使う

ということになります。

そして、この手法のメリットはなんといっても、短期的・中期的・長期的のすべての目線から一気に分析できるという点です。


さらに、そのままの数値だけでMACDを使っている場合は他の指標との相関性は低いですが、同じ数値にすることによって、使っている指標の数値の決定条件がかなり似通ります。

これによって、さらにMACDが使いやすくなり、他の指標と組み合わせやすくなるということなんです。

Check!!

MACDを使って長期・中期・短期別に分析する

MACDを複数使って分析するという方法をご紹介しましたが、この分析方法をする際はMACDを長期・中期・短期に分けて使うのもアリです。行う際は上記の図のようにMACDを通常の数値から半分づつにしましょう。週足で使うのがおすすめです。

 

FXでテクニカル指標を使うときは基本``組み合わせ``です

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さて、ここまでMACDと組み合わせるべきなテクニカル指標を結構な数紹介してきましたが、答えから言うと単体で使えるテクニカル指標なんかこの世に存在しません。
すべて何かと組み合わせて使います。

さらに、もっと言うと組み合わせ方も決まっていません。

今回で言うと

MACD×ボリンジャーバンド逆張りの精度アップ
MACD×ボリンジャーバンド幅=①の精度アップ
MACD×RSI=トレンド+レンジがどちらもつかめるようになる
MACD×ストキャスティクス=トレンドとトレンド転換を一緒に分析できる
MACD×MACD=チャートを長期・中期・短期から分析できる

などの組み合わせ方を紹介してきましたが、この5つはあくまで筆者のおすすめで、MACDの組み合わせ方自体はほかにも無類に存在します。

つまり、今この世に存在する分析手法に執着する必要はなく、自分に合った分析手法を見つけるということもまたFX取引では重要になってきます。

まぁ、要は自分で考えてOKということですね。自分でチャートを分析して、より自分に適した分析方法を考えることが重要です。

テクニカル分析のワンポイント

すべての指標を考慮する必要はない

チャートを分析するのは重要ですが、多くの指標を見すぎても邪魔になるだけです。実際僕もいろいろな指標に手を出しすぎて、頭がパンクした経験があります。

 

この記事のまとめ

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MACDボリンジャーバンドと組み合わせるべし

MACDはRSIと組み合わせるべし

  • MACDはトレンド、RSIはレンジ向きの手法で悪い部分の埋め合わせ
  • MACD×MACDもあり、【短期・中期・長期】分析ができる
  • MACD×ストキャスもあり、MACDはトレンド、ストキャスは逆張り分析ができる

結論:MACDの手法は決まっていない。今回は個人的なおすすめを紹介しました が、自分で自分に合った手法を作るのが一番ベスト


上記のようにMACDは実際めちゃくちゃ使えます。この記事だけでも全約5000字になりましたし、MACDについて書くならばこれでも全く足りないぐらいです。

そして、この記事の最後にも執筆しましたが、結局自分なりに手法を作るのがベストです。

もちろん既存の手法を使ってもいいのですが、本当に自分に合っているのかがわかりません。

なので、MACDを使うときでも他のテクニカル指標を使うときでも、すぐに既存の手法に頼るのではなく、一度自分でお考えになってみることをおすすめします。

では、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。

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【FX】MACDの超使える簡単な手法4選【計算式とメリット・デメリットも一緒に徹底解説】

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※記事が想像以上に長くなってしまったため、MACDの組み合わせに関しては別記事で紹介しています。

本記事のポイント
  • MACDの基礎知識を理解
  • MACDの基本的な使い方
  • MACDはこれと組み合わせるべし


最近、FXトレードの口座開設が多くなってきた影響もあり、テクニカル指標の需要が上がっています。

そんな状況の中で、皆さんはMACDという指標はご存じでしょうか?

おそらく「知ってるよ」という方や「そんなのは当たり前、基礎のこと」とお考えの方が多いでしょう。

しかし、計算式や手法、組み合わせるべきなテクニカル指標を具体的に理解している方は少ないのではないのでしょうか?

なので、この記事では改めてMACDについて基礎的な知識から使える手法、組み合わせまでを皆さんにわかりやすく解説していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

 

 

MACDは心強いテクニカル指標

 

まず、MACDはFXトレードでも株式投資でも、はたまたETF投資でもめちゃくちゃ使える指標です。

その理由として

  • わかりやすい
  • 手法が多岐にわたる
  • 組み合わせの幅が広い
などなど・・・

これらの3つの要因が挙げられます。

実際言うともっとあるのですが、今回はこの記事に沿ってこの3つにさせていただきます。

わかりやすいし、手法が豊富で組み合わせやすいとかいいこと尽くめなので、MACDはテクニカル指標の中でも1番と言っていいほど早く学ぶべきなんですね。

ということで前置きはこの辺にしておいて、ここからMACDを具体的に解説していきます。

 

まず、MACDとは?

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※トレーディングビューを使用しています。


MACD(マックディー)は「Moving  Average  Convergence  Divergence」の略称で、移動平均線を応用したテクニカル指標であるため、別名「移動平均収束拡散」または「移動平均収束乖離」とも呼ばれています。

上記の図を見ていただいてもわかる通り、MACDは2本の線で構成されています。

構成は

◎青線・・・MACD
◎オレンジ線・・・シグナル線
◎棒線・・・ヒストグラム

となっています。

そのほかに、天井2.0ラインと大底-2.0ラインがあり、一般的に2.0ラインを超えると買われすぎ、-2.0ラインを超えると売られすぎと判断されることが多いようです。 (これらは一般的にゼロラインと呼ばれています。)

Check!! 今回使ったトレーディングビューでは2.0が軸とされていましたが、天井ラインと大底ラインに関しては使うプラットフォームで違いがあります。数値が違ってても使い方と見方は変わらないので、問題はナシです。

 

 MACDの計算式

  MACD線=12日EMA-26日EMA
  シグナル線=MACDの9日EMA
EMA・・・移動平均線のこと、SMA(単純移動平均線)よりもEMA(指数移動平均線)を使うべき。

上記を見ればMACDの計算式は丸わかりです。

まず、SMAよりもEMAを使うべき理由ですが、これは最近は単純移動平均よりも指数移動平均を使う風潮が高まってきているからです。

とは言っても、SMAもEMAも基本的な使い方は変わりませんので、そこはご安心ください。


次にMACDのパラメーター設定ですが、一般的にMACDは【12 26 9】が使われています。もちろんこれでもいいのですが、これに関してはご自身が使っている他のテクニカル指標に合わせていくのが効果的だと思います。

例えば、移動平均線であれば

移動平均が20EMA・・・MACDも20を使う
移動平均が50EMA・・・MACDも50を使う

という感じです。

Check!!

長期足でチャートを見る際は、MACDをそのまま見た後、数値を半分にしてみて分析するのもアリです。

 例.【12 26 9】→【6 13 5】

なぜこんなことをするのかというと、MACDに限らず他のオシレーターでもそうなのですが、長期足を見るときに数値を半分にすると短期的なより小さな値動きを追えたりします。

あまりよく知られてませんが、超大事なので次からMACDを使う際はぜひとも実用してみてください。

 

 

 MACDのメリット・デメリット

 

さっそくMACDの使い方について解説していきたいのですが、その前にMACDのメリット・デメリットについて改めて確認していきましょう。

  MACDのメリット

  • トレンドフォローしやすい
  • 単純なのでわかりやすい
  • 手法が多岐にわたる 
  • いろんな人が使っている

ということで、これらが主なMACDのメリットですね。

まず、MACDの最大のメリットとしてトレンドフォローしやすいがあります。トレンドフォローとはいわゆる順張りのことで、後で紹介しますが、MACDゴールデンクロスデッドクロス、50ラインなど順張りに強い要素が盛りだくさんなんです。

さらに、いろんな人が使っているというメリットもかなり重要なポイントです。
一見、いろんな人が使っていると言うと、もう世間的に知られているから使えないという解釈に陥る方も多いでしょう。しかしそれは違います。

逆に考えるといろんな人が使っているからMACDの売買ポイントでチャートが動きやすいととらえることもできるからです。


  MACDのデメリット

  • レンジ相場に弱い
  • ダマシに弱い

上記2つがMACDのデメリットになります。

メリットと同様に解説していくと、まずMACDの最大のデメリットとしてレンジ相場に弱いがあります。

MACDはゴールデン・デッドクロスなどの分析方法があり、トレンドフォローには強いのですが、そのトレンドフォロー要素の強さからレンジ相場にはめっぽう弱い指標になります。

さらに、MACDはダマシにも歯が立ちません。

ここで言うダマシとは

  • ラインブレイクなどの急激な値動き
  • 経済指標
  • 要人発言
などなど・・・

 のことを言います。

 

 MACDの使い方

 

それでは、MACDの使い方を解説していきたいと思います。

まず、MACDの基本的な使い方は

  1. ゴールデンクロスデッドクロス
  2. ダイバージェンス・リバーサル
  3. 50ラインで順張り

の3つがあります。

1つずつ見ていきましょう。

 

1.ゴールデンクロスデッドクロス

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※ トレーディングビューを使用しています。

まず、上記のチャートをご覧ください。

ドル円の日足チャートの一定期間のゴールデンクロスデッドクロスをまとめています。赤矢印がデッドクロス、緑矢印がゴールデンクロスですね。

まず、緑矢印のゴールデンクロスはトレンドが転換して、これからチャートが上昇する可能性が高くなっていることを表します。

一方で、赤矢印のデッドクロスはトレンドが転換して、これからチャートが下降する可能性が高くなっていることを表します。

そして、ゴールデン・デッドクロスの判断ポイントは以下の通りになります。

 

  ゴールデン・デッドクロスの判断ポイント


青色の線が赤色を上に抜けたら買い、逆は売りというようにこの指標はとても分かりやすいのが特徴ですね。これであればトレード慣れしてなくても大丈夫です。

しかし、これだけの判断材料ではあまりにも売買の根拠が薄すぎるので、この判断方法を使う際はMACDのダブルボトム・ダブルトップから判断する方法も一緒に併用したほうがいいでしょう。

  ダブルトップ・ダブルボトム

これに関しては、ゴールデン・デッドクロスの図をもう一度ご覧ください。黄色の枠がありますが、これがダブルトップになります。

賢い皆様ならもうお判りでしょうが、これの逆がダブルボトムということになります。

考え方は、ダブルトップのネックラインを抜けたら売りシグナル、ダブルボトムであれば逆に買いシグナルということになります。実際の価格チャート上に存在するダブルトップ・ダブルボトムと考え方は変わりませんので問題ナシです。


そして、具体的な使い方として、先ほども言及した「ゴールデンクロスデッドクロス」と「ダブルボトム・ダブルトップ」を組み合わせる手法があります。

  この手法の判断ポイント


トレンドフォローのクロスとトップ・ボトムを組み合わせることによって、さらに順張りの精度が上がるというわけです。

Check!! 実は使えるヒストグラム
ヒストグラムとは、MACD上に存在している赤と青の棒状の線のことで、赤線の長さが買いの強さ、青線の長さが売りの強さを示しています。MACDは順張りしてナンボですから、これに関しても最大限活用していきましょう。

 

2.ダイバージェンスとリバーサル

さて、ここまではゴールデンクロスデッドクロスMACDのボトムという比較的メジャーとされる分析方法を見てきましたが、打って変わってここからはダイバージェンスとリバーサルというMACDでは少々マイナーな分析方法を紹介していきます。

マイナーと言っても超大事な分析方法であることは変わりないので、しっかり見落とさずに見ていきましょう。

 

  ダイバージェンス

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※トレーディングビューを使用しています。

ダイバージェンスはチャートとMACDの乖離を見つけて、トレンドの逆行をとらえる分析方法で、トレンドが弱まっていることを知らせてくれる指標になります。

トレンドの急激な動きにより形成されるとされていて、頻繁にできるわけではなくまれに出現する指標です。

通常、チャートが上昇・下落するとMACDも同じように動きますが、ダイバージェンスが起こる際は、チャートが上昇・下落するとMACDが逆行するという逆転現象が起こります。

つまり、この指標は逆張りに適しているということですね。

さらに、上記の図を見てもよくわかると思います。この場合は、下落のダイバージェンスで、しっかりその後、下落していることがわかりますね。

ついでに、この逆は上昇のダイバージェンスということになります。


  MACDダイバージェンスの見方

MACDダイバージェンスの見方はこの2種類があります。

  • チャートが切り下げているのに対して、オシレーターが切り上げている→この後トレンドが上向きになることを示唆する。
  • チャートが切り上げているのに対して、オシレーターが切り下げている→この後トレンドが下向きになることを示唆する。

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上のパターンはトレンドが強気になる前兆になります。発見したときは売りを損切る、トレンド転換を見越して買いを入れるなどの取引法があります。

一方で、下のパターンはトレンドが弱気になる前兆になります。発見したときは買いを損切る、売りを入れるなどの取引法があります。

 

  ダイバージェンス・インジケーターと一緒に使う

ダイバージェンスを分析する際は、「ダイバージェンス・インジケーター」というテクニカル指標をMACDと一緒に使うことをお勧めします。

この指標はダイバージェンス

♦  下降を示唆→Bear
♠  上昇を示唆→Bull

というように簡単に表してくれます。

ダイバージェンス見つけにくいというデメリットを解消してくれる優良ツールなので、皆さんもぜひ使ってみてください。

ぼくもこの指標に助けられましたので。

 

  リバーサル

次にリバーサルを解説していきます。

リバーサルは先ほど紹介したダイバージェンスとは違って、トレンドの継続を示す指標になります。

つまり、順張りに適した指標だということがわかります。

この指標のポイントは、チャートがトレンド形成しているときにMACDが逆行するという特徴になります。

上記チャートを見てもその特徴はよくわかりますね。

ついでに、上記のチャートのリバーサルは、

 

 

  リバーサルの見方

リバーサルには以下の2種類の見方があります。

  • 上昇トレンドが形成していて、なおかつMACDが逆行している→その後、上昇トレンドが継続することを表している。
  • 下降トレンドが形成していて、なおかつMACDが逆行している→その後、下降トレンドが継続することを表している。

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上のパターンが現れると、上昇トレンドが加速する傾向にあります。トレンドに乗って順張りするか、損失が大きくなる前に売りを損切りしましょう。

下のパターンが現れると、下降トレンドが加速する傾向にあります。トレンドに乗って順張りするか、損失が大きくなる前に買いを損切りしましょう。

Check!! リバーサルは信頼大、でもダイバージェンスは?
ダイバージェンスとリバーサルは、どちらも判断するには優れている指標です。しかし、ダイバージェンスに関してはリバーサルよりも信頼度が若干劣ります。この指標だけを盲信するのではなく、他の指標にも気を配って取引を進めましょう。

 

3.50ラインで順張り

最後の手法として50ラインで順張りする方法を紹介していきたいと思います。

この手法は、MACDが50を超えると順張りのトレンド形成が加速するという性質を利用して、50ラインを上抜けしたら買い、下抜けしたら売るという方法になります。


おそらく、皆さんはここで「ちょっと単純すぎやしないか?」と考えたかもしれません。

しかし、この「MACDが50を超えると順張りが加速する」という事実が意外と考慮されていないんです。

ということで、今回は基本的な指標に上げさせていただきました。

 

 MACDの応用手法とは?

 ここまでMACDの基本的な使い方を見てきましたが、ここからは「MACDにラインを引く」という使い方について解説していきます。

応用なんて言うから「ムズイ手法なんだ」と思った方もいるでしょうが、実際そこまで難しくありません。

皆さんにもわかりやすく解説していきます。

 

MACDにラインを引く

MACDにラインを引く」という手法はその名の通り、MACDにトレンドライン・水平線を引くという指標です。

  トレンド・水平線ラインの例:ドル円チャート使用

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この手法は上記の図のように、MACD上にトレンドラインもしくは水平線ラインを引いて、ラインを抜けたときの順張り、ラインを反発したときの逆張りを狙う手法になります。

 

上図はトレンドラインのブレイクを狙った方法で、ラインをブレイクしてからトレンドが上昇から下降に変わったことが顕著にわかるかと思います。

一方で、下図は水平線による反発を狙った方法で、MACD上で何度も反発されているラインに価格が何度も反発されていることがわかります。

指標の見方としては

  • トレンドライン→ブレイクで順張り、反発で逆張り
  •  水平線→同様にブレイクで順張り、反発で逆張り

の2パターンがあります。

最初に、難しくないといった理由がよくわかりますね。😊

POINT
MACDのラインを引く際は、少なくとも3~4回は反発されているポイントにしましょう。もちろん反発されていればいるほどいいのですが、少なくともこれぐらいは必要です。

 

  MACDのライン手法のメリット

「ライン手法はよくわかったが、この手法のメリットは何なんなの?」

このような疑問を抱いた方は少なくないでしょう。
もちろん「それはない。」なんてことはなく、ラインをMACDに引くメリットはあります。

それは、よりラインが可視化されることです。

これに関しては、上記の水平線の図を見ればすぐにわかることなのですが、チャート上のラインとMACDのライン、どちらがチャート上の上昇トレンドにうまく反応できているでしょうか?

これは言うまでもなく、MACDのラインのほうです。

特にチャート後半のコロナショック回復期の上昇の反発は、チャート上の水平線であればうまく掴めなかったでしょう。

一方で、MACDであれば、ぴったりサポートラインとして反発を掴めていることがわかります。

 

つまり、MACDのほうがチャート上のラインよりも細かい動きを掴めることがわかるんですね。

 

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では、今回はこの記事を見ていただきありがとうございました。

 

【FX】RSIはコレと組み合わせましょう。【設定からおすすめの手法までわかりやすく解説】

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  • RSIって何?
  • 有名な指標だけど使い方がわからない!!
  • どんなテクニカル指標と組み合わせればいいんだろう?

 

今この記事を開いた方の頭の中には、こんな疑問があると思います。
なので、この記事では初心者の方にもわかりやすくRSIの手法から組み合わせるベストな指標まで徹底解説していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

  この記事の要約

RSIとは?【計算式から設定方法までを解説】

RSIの使い方をわかりやすく解説【3つだけです】

どんな指標と組み合わせるべき?【RSIの精度アップ】

 

  この記事を読むメリット

RSIの設定から手法まで徹底理解できる

他のテクニカルとの組み合わせ方がわかるようになる

 

まずRSIって何?

RSIとはFXなどで使うテクニカル指標の一つで「Relative Strength Index」の頭文字からその名前が付けられており、日本語では相対力指数と呼ばれ、多くの人がチャート分析の際に使っている指標になります。
考案者はJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアで、1978年に発表しました。

この指標は簡単に言うと、相場の価格が買われすぎか・売られすぎかを判断するオシレーター系の指標になります。

テクニカル指標の区分

ポイント!
  • オシレーター系⇒相場の強弱を示す
  • トレンド系⇒相場の方向を示す

ここからわかる通り、RSIは逆張りする際に使われることが多い指標です。

RSIの計算式

【RSI=≪A÷(A+B)≫×100】

  • A=一定期間の平均上昇幅
  • B=一定期間の平均下落幅
計算のポイント
  • 難しそうな式ですがぶっちゃけ使わないです。
  • FX業者のツールを使えばそれでOK
  • 知ってればちょっとイキがれます。

RSIの設定はどうするの?

主な設定値は次の通りです。

RSIのメジャーな設定値  日足:9日 14日 22日 30日 42日 52日週足:9週 13週

重要!!
この中で使うべきなのは14日です。

 

14日を使うべき理由

では、さまざまな設定日数がある中でなぜ14日なのか?

それの理由はRSIの制作者が14日だと言っているからです。
ここで言う制作者は前述したJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアのことですね。

 

作った人が言っているならそれが最適ですよね。

例えば、皆さんはけん玉を作った人に「右手で持て」と言われているのに左手でしませんよね。RSIも同様に「制作者が言っているからそれが正しいだろう」という考え方で14日が採用されることが多いようです。

設定のポイント たしかに短期足では14日が最適ですが、長期足を見るときはちょっと数値を落としてやると細かい動きを追えたりするので、長期で分析するときは必ずしも14日固定はおすすめしません。

RSIの手法は3つでOK

では、ここから実際にRSIを使っていくための手法を解説していきます。

RSIを使った手法は次の通りです。

 

「解説していく」と言っても3つだけなのでこの記事でパパっと理解していきましょう。
1つずつわかりやすく解説していきます。

 1.数値を使った逆張り手法

まずは「数値を使った逆張り手法」です。
RSIにはわかりやすく買われすぎ売られすぎの数値がふられています。

📈RSIの定義

75%を上回る⇒買われすぎ

30%を下回る⇒売られすぎ

このように決まっています。

この定義を使い、逆張りでエントリーする手法を解説していきます。

✔  エントリーポイント

RSIが


75%のラインを上回ったときに逆張りで売りを入れる
30%のラインを下回ったときに逆張りで買いを入れる

この手法の利点はとても分かりやすいことが挙げられます。おそらく上記の説明で理解できなかった方はいないでしょう。

 

しかし、この手法のデメリットとして「トレンドに対応できない」ということが挙げられます。

最初に説明した買われすぎ・売られすぎの75%・30%という数値はあくまで目安なんです。

 

つまり、価格が勢いづいてトレンドが発生すると、RSIの数値が買われすぎ売られすぎのポイントになっているにもかかわらず「価格だけ動く」という現象が発生します。

こうなってしまうと踏みあげられて、ロスカットに直行!ということにもなりかねません・・・

✔  ロスカットに直行しないための対処法

  • ポジション量を制限する
  • 損切りを早くする
  • 他の指標と一緒に使う

 

これらの対処法とは別に次のセクションで解説する「RSIの形状を使った手法」と一緒に使うとさらに損切りのリスク、逆張りの精度を上げていくことができます。

引き続きこの記事を読み進めていきましょう。

2.RSIの形状を使った手法

「RSIの形状を使う」とは、RSI上で形成されるダブルボトムなどを使うということです。

実はRSIでもチャートと同じようにダブルボトムやヘットアンドショルダーを形成することがあるんです。

重要語句
ダブルボトム
トレンドの終焉時、ローソク足が安値を付けて一旦反発した後、もう一度同じ安値に向かって反発した後に価格が上昇に転じること(ダブルトップはこれの反対です) ヘットアンドショルダー
人間の肩2つと頭1つのような形にローソク足が形成される現象、ヘットアンドショルダーのネックラインを抜けることはそれまでのトレンドが終了したことを示す 上昇時のヘットアンドショルダーを三尊、下降時のものを逆三尊とも言う

RSI上のダブルボトムや三尊も実際のチャート同じように下降の終焉を示します。

つまり、RSI上でダブルボトムが起こった時に逆張りで買いを入れるなどの使い方ができます。

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この手法のエントリーポイントをまとめておきます。

  • ダブルボトム・トップができて、ネックラインを抜けたときに逆張り
  • トリプルボトム・トップができて、ネックラインを抜けたときに逆張り
  • RSI上で三尊・逆三尊ができたときに逆張りする

 

  1.の使い方と併用セヨ

この手法を使う際は1.の「RSIの数値を使った逆張り手法」といっしょに使うようにしましょう。

理由は1.の解説の際にも説明しましたが、「圧倒的にRSIの精度が上がるから」です。
片方が欠けると踏み上げを食らったり、うまく逆張りできなかったりするなど2つの手法は合わせて1つと言っても過言ではないんです。

なので、RSIで逆張りするときは1と2の手法を併用することを心掛けましょう。

この手法のワンポイント

50の値を割ったときに順張りもアリ

「RSIを使うときは買われすぎ・売られすぎの数値と現れる形状を組み合わせるべし!!」

ということを説明してきましたが、それと同時に「RSIは50を抜けたときに強いトレンドが発生する」という傾向を同時に使うと、さらにトレンドを掴む精度が爆上がりします。

ダイバージェンスとリバーサル

では、最後にダイバージェンスとリバーサルを説明していきます。

 

ダイバージェンスとリバーサルとはどちらも実際の価格とRSIが乖離している現象のことを言います。

これに関しても、理解できるとさらにRSIの使い勝手が広がるので目かっぽじって見ていきましょう。

ダイバージェンスとは?

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まず、ダイバージェンスとはトレンド転換を表す指標で、上記の図のように実際の価格だけが高値もしくは安値を更新していてRSIがその逆に高値、安値を更新している現象のことを言います。

ダイバージェンスが発生するとトレンドが反転する可能性があります。

 

つまり、使い方としては以下のような例があります。

などの方法があります。わかりやすいですよね。

✔  でも、確実に反発するわけではない

ただし、ここで注意してほしいのが、確実にトレンド転換するわけではないということです。もちろん今まで説明してきた手法も確実ではないのですが、ダイバージェンスはいっそうその傾向が強いように思います。

なので、ダイバージェンスだけでトレンドを判断することはせずに他の手法も取り入れつつ、相場のトレンドを判断しましょう。

リバーサルとは?

リバーサルはダイバージェンスと違って、トレンドの継続を表す指標で、RSIだけが高値もしくは安値を更新している現象のことを言います。

 

これが発生するとトレンドが継続する可能性があります。
つまり、このシグナルが出たときはトレンドが継続する可能性が高いので順張りトレードに切り替えてエントリーしていきましょう。

 

そしてリバーサルは「隠れたダイバージェンスと呼ばれているだけあってちょっと見つけにくいので、以下のポイントを参考にしてリバーサルを見つけ出しましょう。

✔   リバーサルの見つけ方

  • チャートが上昇トレンドの中でRSIだけが切り下げている
  • もしくはチャートが下降トレンドの中でRSIだけが切り上げている

 

ダイバージェンスとの明確な違いは「トレンドの中」でRSIだけが高値、安値を更新している点です。つまり、価格が上昇トレンドで安値でないにもかかわらず、RSIだけが下値を更新したときはリバーサルを疑ったほうがいいでしょう。逆もしかりです。

RSIを応用しよう

これまでは一般的なRSIの手法を確認してきましたが、ここからはRSIを応用した手法を解説していきます。

ただ、応用といっても1つだけですからパパっと理解していきましょう。

応用編:RSIにラインを引く

RSIを応用する方法として「RSI上にラインを引く」という手法があります。
FXトレードの中でもチャートにラインを引く手法はベタですよね。そのラインを引く場所をRSIに変えただけです。

 

ラインを引くポイントとしては何度も反発されているポイントにラインを引くこと!!

です。

実際のトレードと同様に、何度も反発しているポイントでラインを引かなければRSIは反応しませんし、チャートも動きません。

反発回数は多いほうがいいですが、最低でも3回は反発しているポイントにラインを引くようにしましょう。

 

✔  エントリーポイント

では、RSIのライントレードを使ったエントリーは以下のポイントを参考にしましょう。

売買ポイント

【上昇トレンド中】RSIの数値がラインを下に抜ける→売りシグナル

【下降トレンド中】RSIの数値がラインを上に抜ける→買いシグナル

ラインで反発したときの逆張りもアリ【長期足で使うのがおすすめ】 

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RSIの数値がラインをブレイクしたらトレンドが発生しているサインなのでブレイクした方向に向かって順張りしていきましょう。

 ただし、損切りはしっかり!!

✔  ここまでのおさらい

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ちょっと長かったので一応おさらいしておきましょう

ここまでのおさらい

基本編

  1. 数値を使った逆張り手法
  2. RSIの形状を使った手法
  3. ダイバージェンスとリバーサル

ポイント

  • 1と2の手法は組み合わせるべし
  • ダイバージェンスは機能しない可能性があるので他の手法と一緒に使うべし
  • リバーサルはちょっとムズいけど順張りの精度が上がる、よく分析して使うべし

応用編

  1. RSIにラインを引く

ポイント

  • 実際のライントレードと一緒に使うべし
  • エントリーポイントはラインのブレイク時と反発時の逆張り
  • どっちにしろ他の手法と一緒に使いましょう

 

他のテクニカルと組み合わせましょう【おすすめの3つ】

ここまでRSIの手法を一通り見てきましたが、ここからはさらなる正確性を求めて他のテクニカル指標と組み合わせていきましょう。

RSIと組み合わせるのにおすすめの指標は次の通りです。

 

RSIは単体でも非常に優秀ですが、これら3つと組み合わせるとさらに正確性・確実性が向上していきます。これに関しても覚えておくと間違えなく自分の利益になります。

では、1つずつ紹介していきます。

1.ボリンジャーバンド

RSIを使う際にボリンジャーバンドと組み合わせるべきだということは言うまでもないでしょう。

なぜならRSIボリンジャーバンドというテクニカル指標がとても使いやすいからです。

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このようにRSIにボリンジャーバンドを張り付けただけです。

 

✔  RSIボリンジャーバンドの使い方

まず、RSIには買われすぎ・売られすぎの水準があることは説明しましたよね。
しかし、RSIにははっきりトレンドが現れているときは50と75の間もしくは50と30の間でレンジになって、方向感がわからなくなるといったデメリットがあります。

 

ただし、RSIボリンジャーバンドを使うと、RSIがごちゃごちゃしたレンジ相場でもボリンジャーバンドの±σ(シグマ)によって買われすぎ・売られすぎを適正に見ることができるようになります。

 

※ここで「シグマって何?」や「ボリンジャーバンドってなんだよ?」と思った方は以下の記事をご覧ください。ボリンジャーバンドのことがまるわかりです。

moneymanagement.hatenadiary.jp

 

✔  エントリーポイント

RSIボリンジャーバンドを使ったエントリーポイントは次の通りです。

エントリーポイント RSIがボリンジャーバンドの±σに当たった時に逆張りする

たったこれだけです。
ポイントとしてRSIボリンジャーバンドに値がぶつかった時が買われすぎ売られすぎの水準だということを覚えておきましょう。

2.一目均衡表

次に一目均衡表です。
RSIと一目均衡表を組み合わせると「トレンドの掴みやすさ」が爆上がりします。

組み合わせた手法は次のような方法があります。

✔ RSI×一目均衡表手法

一目均衡表の雲を抜ける+RSIが50の値を抜ける】

このときに順張りをする

 

RSIの値が50を抜けたときにトレンドが加速する傾向があることは前述しましたよね。
これと一目均衡表が雲を抜けたときのトレンド形成の傾向を合わせることで順張りの精度を高めるという手法です。

正直、 順張りの手法としてはかなり理にかなっているので順張りが得意だったり、順張り手法が好きな方は使ってみることも1つかもしれません。

 3.MACD

最後にMACDとの組み合わせを紹介していきます。

 

次のように組み合わせてみましょう。

おすすめの組み合わせ方 そもそもオシレーターうしのテクニカル指標なので、純粋に両方一緒に使うことによってトレンド傾向がわかりやすくなる

 

上記の通り、RSIとMACDはどちらも「相場の強弱」を表すオシレーターなので、純粋に同時に使うと分析の精度が上がります。

さらに、RSIとMACDに並んで代表的なオシレーター指標のストキャスティクスも一緒に使うとなお良しです。

 

ここで「同じオシレーター同士のテクニカル指標をいくつも使う意味があるの?」
と思った方もいるでしょう。しかし、この3つの指標は同時に使うべきです。

なぜならそれぞれ対応できる相場が異なるからです。

 

RSIで対応できる相場、MACDで対応できる相場など「どのチャートで分析するか?」もしくは「いつのチャートか?」などで3つの指標の有効性は変わってきます。

つまり、RSIとMACDストキャスティクスはそれぞれで一緒に使うべきなんです。

 

ただし、「シンプルイズベスト」を重視しつつ使いましょう。
深く考えすぎてもわけわからなくなります。(経験済み)

結論:RSIは使えます

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今まで紹介してきた手法、テクニカルとの併用性からもわかる通り、RSIは使えます。
いや、超使えます。

なので、自分なりにRSIを設定しつつ、使いこなしましょう。間違えなくあなたの力になってくれます。

この記事のまとめ

今回は「FXなどでトレードする上でのRSIの手法と組み合わせ」というテーマで記事を書きましたがいかがでしたでしょうか。

この記事でもわかるとおり、RSIはさまざまな使い方ができます。
なので、この記事のことや他のネット記事などを参考にしつつ、いろいろな使い方を試して自分なりによい使い方を見つけていきましょう

 

最後にこの記事をまとめときます。

●RSIの設定は14が最適

一般的なRSIを使った手法は

RSIを応用した手法は

  • RSIにラインを引く手法

RSIはこれと組み合わせよう

● RSIは自分なりに考えつつ使いましょう

では、今回はこの記事を見ていただきありがとうございました。

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【FX】1年の内で勝てない時期は?|3つの理由とおすすめの通貨まで徹底解説

通貨までf:id:moneymanagement:20200825215951p:plain


「FXは1年の内で勝てない時期はあるのかな?」

 

この疑問はFX初心者の方にとっては大きな疑問になっていると思います。

なので、今回はこの疑問を明確にしつつ、初心者の方にもわかりやすいように解説していきます。

 

正直、これがわかってないとあなたがどんな凄腕FXトレーダーになったとしても、負け続けることになります

 

なので、この記事で今すぐ理解しておきましょう。

 

  この記事の要約

  FXで勝てない時期はいつ?【1つだけです】

  なぜ勝てないの?【3つの理由】

  勝てない時期は何が買い?【超シンプル】

 

  この記事を読むメリット

1年周期の中で勝てない時期がわかるようになる 
その時期を避けることで損失機会を減らせる

 

 

1年の中で勝てない時期はいつ?


1年の内でFXが勝てなくなる時期はズバリ夏枯れ相場です。

夏枯れ相場とは毎年の8月を中心とした6月から9月にかけてのバケーションシーズンの時期になります。


毎年この時期になると初心者からプロにかけて個人トレーダーは軒並み焼き殺されていきます。しかし、その一方でヘッジファンド機関投資家などの大規模な投機筋はほとんどの年で勝っています。

これはなぜなんでしょうか?
その理由を次のセクションで解説してきます。

 

FXでこの時期に勝てない3つの理由

では、なぜ夏枯れ相場では勝てないのか?

それは以下の理由があるからです。

1.       取引量が圧倒的に少ない

2.       市場パフォーマンスがとても低い

3.       急激な値動き

 

夏枯れ相場がなぜFXで勝てない時期になっているかはこれらの理由が大きいからです。
特に3つ目は超絶ヤバいです。

順に解説していくので目かっぽじってみていきましょう。

 

1.取引量が圧倒的に少ない

まず、夏枯れ相場は取引量が1年の中でもものすごく少ないです。

取引量が減る理由は毎年の夏季休暇とお盆休みが重なった長期休暇のせいで市場全体の流動性が減るからです。

 

夏季休暇になるとみなさんも遊びに行ったり、休んだりしますよね。
もちろんお仕事を頑張っている方もいらっしゃるとは思いますが、おそらく少数でしょう。


FXの世界でも同様に、夏枯れ相場では少数の人だけが市場に参加しているので取引量が減少して、チャートが動かなくなります。

つまり

1.夏季休暇で市場参加者が減る

2.市場全体の取引量が減る

3.市場のボラティリティが減少する

4.市場が動かないので結果的に儲からない

 

という悪循環が生まれ結局利益を出せません。

つまり、世界情勢がどうとかテクニカル分析ができないとかそういう問題ではなく、本質的に稼ぐことができないということなんです。

 

 2.市場パフォーマンスが低い

取引量が少ないことと同様にこの時期は市場のパフォーマンスが絶望的です。
その例として夏枯れ時のドル円の推移を10年分まとめてみました。

 

夏枯れ時のドル円の下落率(2010年~2019年の6~9月時点)

2010年

 ▲約2.8%

2015年

 ▲0.2%

2011年

 ▲約3.7%

2016年

 ▲約3.7%

2012年

 同水準

2017年

 同水準

2013年

 ▲約1.9%

2018年

 +3.6%

2014年

 +約8.5%

2019年

 ▲1.9%

 

ポイント!!
  • 全体的に円高気味
  •  2014年はアベノミクスで上昇相場だったが、それ以外の年はほとんどがマイナスパフォームしている
  • 相場が強く動くことがある

 

この下落率を見て取引したいと思う方はいるでしょうか?
おそらくいないと思いますが、いたらやめておきましょう。この上なく絶望することができます。

 

そして、残念な話ですがこれはFXに限った話ではなく、同様に株価も当たり前のように落ちていきます。

2019年の夏枯れ時の日経平均株価(8月時点)

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 ※トレーディングビューを使っています。

               

上記の通り、株価も通貨と同様に下落していくことがわかります。

なので、夏枯れ相場下ではFXだけでなく株もやらないようにしましょう。

 

 3.急激な値動き

最後に一番ヤバいものを解説していきます。
それは取引量の減少で起こる急激な値動きです。

 

「えっ夏枯れ相場って動かないんじゃないの!?意味わかんない!!」
という声が聞こえてきた気がしますが、安心してください今から解説していきます。

 

まず、注目すべきなのが夏枯れ相場は取引量が減るということです。つまり、ちょっとした売買でも大きく価格が動くことがあると言い換えることができます。

 

なので、毎年この時期になると市場にはびこるヘッジファンドなどの強者が大規模な投機売買を仕掛けてくることがあるんです。

用語確認

ヘッジファンド

その名の通りさまざまな金融商品に投資していき、市場が上がっても下がっても利益を得ることを目的とした投資会社のこと

投機

投資とは違って短期的に為替や株式を取引して利益を得ようとすること

 

これによって幾度となく株や通貨が暴落してきましたし、もちろん暴落する商品を持っていれば確実に損失、ひどければロスカットなんてこともありえます。

 

なので、この記事をご覧になっている方はヘッジファンドと戦ってやる」「ぶっ潰してやる!」なんて馬鹿なことは考えずに、夏枯れ相場では以下のポイントを参考にしつつ、安静にしておきましょう。

 

ポイント!!  

✔  夏前にできるだけ買いポジを決済しておく

  口座資金を減らす(無駄な取引を避ける)

  損切りはしっかりしましょう

  売りヘッジを入れる

などなど・・・

 

夏枯れにはどう対応すればいいの?

 

では、どうやればこんなに恐ろしい夏枯れに対応できるのでしょうか?

その答えは・・・

 

 

円・スイスフランを買うことです!!

夏枯れ相場ではこの2つの通貨を買いましょう。

◆円とスイスフランが買われる理由◆ ★リスク資産なので下落時に買われる★
は有事の際に大きなファンド勢の買戻し・円ヘッジで買われます。
スイスフラン永世中立国宣言(えいせいちゅうりつこくせんげん)により世界一安全な通貨として知られているため、有事の際に買われます。

 

スイスフランが買われる理由はほかにもあるのですが、夏枯れ時のリスクヘッジだけを考えるのであればこの理由だけを押さえとけば十分です。

 

どうしても夏枯れという相場状況でFXをしたいのであれば、円とスイスフランリスクヘッジしつつ、トレードすることを心掛けましょう。

 

  勝てない時期は取引しないのがベスト

とはいっても結局取引しないことがベストです。円やスイスフランを買っても夏枯れが勝てない時期だというのは変わりません。

 

なので、大きな損をするリスクを背負ってまで利益を得たくない方は、「そもそも取引しないこと」を頭に入れておきましょう。

 

ドルコスト平均の方は、そのまま積み立て続けていきましょう。

この記事のまとめ

今回は「FXで勝てない時期は?」というテーマで記事を書いてみましたがいかがでしたか?

 

結果的にFXで勝てない時期は夏枯れ相場だったわけですが、じゃあ確実に勝てる時期はあるのかと言われればそんなもの存在しません

 

なので、少々趣旨がずれますが投機的な取引をするよりも初心者はドルコスト平均で積み立てていくのが一番です。

トレードなどの短期売買はポートフォリオ10%ほどに抑えつつ楽しく確実に投資していきましょう。

最後にこの記事をまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 夏枯れ相場は取引高が少なく、パフォーマンスが低いので手を出さない
  • 夏枯れ時、通貨と株価は高い確率で下落する
  • 取引しないのがベスト、ドルコスト平均で安定して積み立てましょう。

 

では、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。

 

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【FXのすゝめ】超使えるボリンジャーバンドのエントリー手法とは?【3つあります】

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こんにちは、みなさん

突然ですがボリンジャーバンド使ってますか?

 

ボリンジャーバンドって言ったら株式投資やFX、金投資などでも万人が使っているテクニカル分析だと思いますが、しっかりと理解できている方は意外と少ないのではないのでしょうか?

 

なのでこの記事では、

 

  • ボリンジャーバンドって何だろう?」
  • 「有効な使い方がわからない!」
  • 「そもそも使える指標なの?」

 

こんな疑問をもっている方々に、投資歴(株式投資やFX)4回生のぼくがわかりやすく解説していきたいと思います。

 

 

この記事の要約

 ボリンジャーバンドのわかりやすい理解【超簡単】

 ボリンジャーバンドのエントリー手法の解説【3つでOK】

 結局、ボリンジャーバンドって使えるの?【結果:使えます】

 

  読者さんへの前書き

この記事ではボリンジャーバンドの使い方がよくわからない」という人に向けて書いています。

 

つまり、この記事を読むことでわからなかったボリンジャーバンドの使い方がわかるようになり、今以上にチャート分析の精度が上がると思います。

 

そして、ボリンジャーバンドは他のテクニカル指標と同様に使い方をまちがえると全く意味をなさなくなるので、この記事でしっかり使い方を理解していきましょう。

 

 まずボリンジャーバンドって何?

 

ボリンジャーバンド株式投資やFXなどに使われるテクニカル指標の一種で、その後のチャートがどう動くかを過去の統計から予測する分析です。

アメリカの投資家ジョン・ボリンジャーが考案したため、「ボリンジャーバンド」と呼ばれるようになりました。

 

「ボリンジャーの手」→「ボリンジャーバンド」とそのまま覚えてしまいましょう。

 

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ボリンジャーバンドは一本の移動平均線と上下2~3本の線、または上下1本ずつの線で構成されていますが、上記のように基本的には上下2~3本の線で構成されています。

 

ボリンジャーバンドの上下線の数は調節できるので自分が使いやすいように改良しましょう。

 

これらの線はそれぞれの標準偏差からσ(シグマ)としてはじき出されていて、真ん中の移動平均線標準偏差の1倍から3倍を足し合わせたものが上の+1σ線~3σ線になり逆に引いたものが下の-1σ線~-3σ線になります。

 

標準偏差とは?

ここでは簡単にしか説明しませんが、わかりやすく言うとデータの散らばり度合いを表す指標のことです。

 

例えば、どこかで10人の人がスクワットを始めたとします。このときスクワットをしている10人が同じ回数のスクワットをした、つまり全員が平均値の場合、標準偏差は0になります。

 

これと同様にボリンジャーバンドでは、過去20日間の価格変動を標準偏差にあてはめてボラティリティが大きいか小さいかを算出します。

 

ただし、標準偏差が何とかはボリンジャーバンドをただ使う上ではそんなに重要ではないので、そんなことを考えるよりもここから見ていくエントリー手法のほうが100倍ぐらい大事なので、そちらのほうを重視していきましょう。

 

ボリンジャーバンドの一般的なエントリー手法

 

ボリンジャーバンドを使った一般的なエントリー手法は以下の2つが代表的です。

 

1.シグマごとの反発確率を使った方法

2.ボリンジャーバンドの形の変化を使った方法

 

では、1つ1つ解説していきます。

 

1.シグマごとの反発確率を使った方法

実は先ほど紹介したボリンジャーバンドのシグマは、それぞれ反発される確率が決まっています。

それがこちらです

 

±1σに収まる確率  →約68.3%

±2σに収まる確率  →約95.4%

±3σに収まる確率  →約99.7%

 

※±2σ線はボリンジャーバンドが動くときに中心となってくる線なので、分析の際は2σ線を中心に考えましょう。

 

このように超絶わかりやすく決まっているので、±2σに到達したときに逆張りしたり±1σを超えたときに順張りするなど、この事実を使ってトレードしていくことができます。

 

ものすごく簡単ですよね。

 

2.ボリンジャーバンドの特徴を使う

ボリンジャーバンドにはチャートにトレンドが現れると肥大していき、逆にチャートがレンジになってくると狭まっていくという特徴があります。

 

つまり、ボリンジャーバンドが広がっているとチャートにトレンドが発生しているということになるので順張りする、などの使い方ができるということです。

 

でも、これじゃしっかりした分析はできません・・・

 

今紹介した2つの使い方は基本的すぎて実戦向きではありません。

 

なので、この記事をご覧になっている頭がいいみなさんは、次の段落で紹介する3つのボリンジャーバンドを応用した使い方をマスターしていきましょう。

 

超重要です。

 

ボリンジャーバンドを応用したエントリー手法とは?

 

さて、ここからが本番です。

 

上記でも説明した通り、これまでの考え方は基本中の基本なので、ここまでの手法を理解しつつ、これから解説していくエントリー手法をしっかりと理解していきましょう。

 

ボリンジャーバンドを応用したエントリー手法は以下の2つです。

 

1.ボリンジャーバンド幅と一緒に使う方法
2.バンドウォークでトレンドを掴む

では、1つずつわかりやすく解説していきます。

 

1.ボリンジャーバンド幅を一緒に使う方法

最初にボリンジャーバンド幅と一緒に使うエントリー方法です。

しかし、「ボリンジャーバンドは知ってるけど、幅がついたのは知らね」という方がいると思うので、まずボリンジャーバンド幅の説明からしていきます。

 

  ボリンジャーバンド幅(BBW)とは?

この指標は、実際の算出した過去のデータでチャートを予測するボリンジャーバンドとは違って、ボリンジャーバンド幅の大きさの強弱を表す指標です。

 

この指標の値が高いとボリンジャーバンドが肥大している状態になっていることを表していて、逆に低いとボリンジャーバンドが収縮していることを表しているということになります。

 

※長いのでここからは、BBWと書いていきます。

 

BBWの計算式

(上部のバンドの値-下部のバンドの値)÷中心線(真ん中の移動平均線)

 

まあ、ぶっちゃけ式は覚えなくていいです。幅の値をいじることもありませんし。

 

  BBWはどうやって使えばいいの?

主に以下の3つがあります。

  1. 幅の値が上がっているときに順張り
  2. 幅の値が下がっているときに逆張り
  3. ダイバージェンスを見つける

1つずつ解説していきます。

 

 1.幅の値が上がっているときに順張り

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このようにBBWの値が上がっているときは、トレンドが発生しているということなので、その流れに乗って順張りするという方法があります。

 

この手法のエントリーポイントは、

 

①   BBWの値が上がっていなければならない
②   ボリンジャーバンドの先端が肥大していなければならない

 

という2点です。

このどちらかが欠けているとエントリーしてはいけません。エントリーの例としては下記の例を参考にしてください。

 

2.幅の値が下がっているときに逆張り

この手法は、BBWの値が上がっているときに順張りする方法とは違って、幅の値が下がっているときに逆張りする方法です。

 

BBWが下がっているときはボリンジャーバンドが収縮していることを表していることは先ほど勉強しましたよね。そして、この手法ではこの傾向とボリンジャーバンドは収縮しているほど反発しやすくなる、という傾向を組み合わせます。

 

箇条書きすると

となります。
つまり、この手法のエントリーポイントは

①   BBWが下がっている
②   ボリンジャーバンドが収縮している
③   ±2σもしくは±3σで逆張りする

になっていきます。

 

±1での逆張りは反発確率が低いのでやめておきましょう。チャートが反発しない可能性が高いです。

 

3.ダイバージェンスを見つける

最後はボリンジャーバンド幅を使い、ダイバージェンスを見つけるエントリー手法です。

ここでテクニカル指標をよく勉強されている方は、ダイバージェンスってオシレーターのサインのことじゃないの?」と思ったでしょう。

 

実はボリンジャーバンド幅でもダイバージェンスは存在します。しかし、オシレーターとの明確な違いがあるんです。

 

それは

モメンタム・ダイバージェンスボラティリティダイバージェンスか?」です。

モメンタムとは価格の低下ボラティリティとは相場の変動力を表します。

 

つまり、ボリンジャーバンド幅のダイバージェンスを見つけることができれば、相場のボラティリティと実際の価格の乖離を見つけることができます。

 

この手法ではこの乖離を利用して、相場が切り上げているときにボリンジャーバンド幅が切り下げているときは、実際の価格ボラティリティが過熱していることを表しているので、その後ボリンジャーバンドが収縮することがわかります。

 

逆に、実際の価格が切り下げていて、ボリンジャーバンド幅が切り上げているときは相場が過小評価されていることを表しているので、その後ボリンジャーバンドが肥大していくことがわかります。

 

ダイバージェンスの例

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まとめると・・・

 

   価格が切り上げていて、ボリンジャーバンド幅が切り下げている

その後、上昇トレンドが調整、または下落する可能性が高いので買いポジションを決済、もしくは売りポジションを入れる。

 

    価格が切り下げていて、ボリンジャーバンド幅が切り上げている

その後、下落トレンドが調整、または上昇する可能性が高いので売りポジションを決済、もしくは買いポジションを入れる。

になります。

 

なので、ダイバージェンスを見つけたときは上記2つの定義を確認しつつ、ポジションを動かしましょう

 

そして、この時オシレーターダイバージェンスと一緒に使いましょうさらに分析精度があがりますよ。

 

   ボリンジャーバンド幅はメリットしかない点

  • 値が高いときに順張りしてトレンドを取っていける
  • 逆張りの精度を上げていくことができる
  • ボラティリティの乖離を見つけることができる

などなど・・・

 

上記の通り、ボリンジャーバンド幅はメリットしかありませんデメリットとしては、「損切りは早くしよう」ということぐらいです。

 

しかし、この優良指標をしっかり理解して使っている方は少ないように感じます。そして個人的にボリンジャーバンドだけで使うことは、正直クレイジーだと思っています。

 

なので、この記事をご覧になっている頭のいいみなさんはボリンジャーバンド幅を有効活用しつつ、トレードしていきましょう。

 

2.バンドウォークでトレンドを掴む

続いて、バンドウォークを使うエントリー手法を紹介していきます。


バンドウォークに関しても、理解できれば自分の武器となり、利益となってくれるのでしっかり押さえていきましょう。

 

   まず、バンドウォークって何?

バンドウォークとはボリンジャーバンドの中で発生する現象の一つです。

 

ボリンジャーバンドの±2σ線ををロウソク足が伝っていく現象のことで、チャート上に強いトレンドが発生したときに起こる現象です。

 

バンドウォークの定義は、±2σ線を越えた時になります。そして、バンドウォークが継続している間はトレンドが継続します。

 

   バンドウォークの使い方は?

では、ここからバンドウォークの使い方を見ていきましょう。

 

バンドウォークとはそもそもトレンド発生のサインなので、その波に乗れなければ意味がありません。

  

ポイントはこの2つです。

 

 

バンドウォークは前述の通り、トレンドの発生で起こるので発生時はボリンジャーバンドが肥大している状態になります。

 

しかし、バンドウォークが起こるときは、ボリンジャーバンドの肥大の前に収縮するという前兆があるんです。

 

つまり、ボリンジャーバンドが収縮した後に肥大を始めたときはバンドウォークを意識しつつ、ポジションを張っていきましょう。

 

    他のテクニカル指標と合わせて使いましょう

しかし、バンドウォークのようにトレンドを取って利益を上げる手法では、どうしても「ダマシ」が発生してしまいます。

 

このダマシとは、基準となる±2σ線を反発してしまい、トレンドが変わってしまうことです。正直、結構やっかいです。

 

では、どのように「ダマシ」を避けていけばいいのでしょうか?

 

その答えが

他のテクニカル指標との併用になってきます。

 

一緒に使うべきなおすすめ指標は

などです。

 

なぜこれらを使うべきなのかと言うと、バンドウォークが崩れてしまう要因がトレンドの勢いが弱いということだからです。

 

なので、よりトレンドの強さや方向性を確認できる移動平均線一目均衡表「バンドウォークをするか、しないか」を判断するときにはとっておきの指標なんです。

 

判断の目安としては、ボリンジャーバンドが収縮した後、肥大していてなおかつ価格が移動平均線もしくは一目均衡表の雲を突き抜ければ、バンドウォークが始まったと考えていいでしょう。

 

  バンドウォークは利益を取りやすい、ただしリスク管理はしっかりしましょう

これまでの説明の通り、バンドウォークは利益を取りやすい手法です。

 

ただ、その特徴もからもわかる通り、シナリオから外れると大きな損失を及ぼしやすい手法なのは間違いないので、損切りはしっかりしましょう。

 

損切りの目安としては、ボリンジャーバンドの±2σ線で上ひげを付けて反発、もしくは一度超えた移動平均線に戻ってきてしまったときに損切りをかけましょう。

 

絶対に反発した後にナンピンなんてことはしないでください。

 

損失が大きくなっていき、風のようにロスカットしていきます。(経験あり)

最後に

   ボリバンだけでトレードすることはおすすめしません

最後にボリンジャーバンドを使う上でおすすめできないことを説明していきます。

 

それはボリンジャーバンドだけでトレードすることです。

これをおすすめできない理由は、ボリンジャーバンドが単体向きの指標ではないからです。

とゆうか、すべての指標が単体向きではありません。

 

なので、バンドウォークを取ろうがレンジで逆張りしようが、ボリンジャーバンドじゃなかろうが他のテクニカル指標と併用することを心掛けましょう。

 

決して1つのテクニカル指標だけで戦おうなんて馬鹿な真似はしないでおきましょう。

泳ぎだけでオホーツク海に行ってこいするよりも難しいです。

 

この記事のまとめ

今回は「ボリンジャーバンドのエントリー手法」というテーマで記事を書いてみましたがいかがでしたか?

 

そして、結論としてボリンジャーバンドは使えます。とゆうか、テクニカル指標が使えるか使えないかは時と場合で変わってきます。

 

なのでボリンジャーバンドは使えない」なんて言ってる人はほっといて、この記事や他のネット記事を参考にしたり、自分なりに使い方を変えてボリンジャーバンドを有効活用していきましょう。

 

記事のまとめ

 

ということで、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。

【呪いの指標を使いこなせ!!】投資で使える下落指標ヒンデンブルクオーメンの使い方をわかりやすく解説

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ヒンデンブルグオーメン

それは投資市場における呪いの指標です・・・

 

こんにちは、みなさん

突然ですが、冒頭の「ヒンデンブルグオーメン」ご存じですか? おそらく投資・トレードを始めたばかりの方は聞き馴染みがないと思います。

 

ですが、この指標は使えるときはめちゃくちゃ使えます。なので、この記事ではヒンデンブルグオーメンのことがわからない方々のために、その使い方から由来までを超わかりやすく解説していきたいと思います。

ヒンデンブルグオーメンってなに?

ヒンデンブルグオーメンとは株価予測をする際のテクニカル分析指標のことです盲目の数学者ジム・ミーカが考案し、この指標が点灯すると、そこから約1ヶ月の間で5%以上の暴落が80%弱の確率で起こるといわれています。

 

ヒンデンブルグオーメンの点灯の条件は、新高値安値銘柄の比率やマクラレオシレーターなどの複数の条件から点灯が決定されているといわれています。

 

クラレオシレーターとは、株式相場を分析するためのテクニカル指標です。

 

クラレオシレーターの計算方法

Ⅹ(暴落銘柄数)=(値上がり銘柄数―値下がり銘柄数)

クラレオシレーター=(Ⅹの19日指数平滑移動平均―(Ⅹの39日指数平滑移動平均)

 

クラレオシレーターの見方

  • クラレオシレーターがプラスの時は株式市場が上昇傾向、逆にマイナスの際は株式市場が下落傾向
  • 数値が極端に動いた時は、「買われすぎ」、「売られすぎ」の可能性がある

 

クラレオシレーターは為替分析では使えませんが、株式市場分析にはよく使える優良指標なので、株式市場を全体的に分析したいときに使ってみてください。

ヒンデンブルグオーメンの由来

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この名前はもともと予告爆破されたナチスの飛行船、「ヒンデンブルグ号」が由来となっていてこの名前がついています。「爆破された」ということで「株価大暴落の予兆を示す」、

このような由来が理由で記事の冒頭でもある「呪いの指標」と言われています。

ヒンデンブルグオーメン:最近の点滅状況

ヒンデンブルグオーメンの直近の点滅状況は以下の日付になっています。

 

直近の点灯日

  • 2020/1/28
  • 2019/11/14
  • 2019/8/2
  • 2019/7/23
  • 2019/5/10
  • 2018/9/25
  • 2018/9/5
  • 2018/8/9
  • 2018/8/2
  • 2018/7/26
  • 2018/7/18
  • 2018/6/18
  • 2018/4/24

 

この周期に何かしらの特徴がないかを分析しましたが、僕が見たところ特に目立つことはありませんでした。この周期に何らかの規則性はないみたいです

ヒンデンブルグオーメン点滅時の大きな下落は?

ヒンデンブルグオーメンが点滅した際の大きな下落は以下の通りです。

 

  • 2014年5月
  • 2014年9月
  • 2015年1月
  • 2015年3月
  • 2015年6月
  • 2015年12月
  • 2016年12月

 

これに関しても、何かしらの規則性はありませんでした。

ヒンデンブルグオーメンの使い方は?

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冒頭でも説明した通り、この指標は点滅すると1ヶ月以内に相場が5%ほどの下落をするといわれています。なので、使い方としては以下のような方法があります。

 

  • 点滅時に売りを仕掛ける
  • 買いポジションを一時的に決済
  • 買いポジションのリスクヘッジをする
  • 金を買って下落に備える

 

代表的なものは上記の使い方です。この他にも活用の仕方はさまざまな方法がありますので、より効率的な使い方を自分で発見してみましょう。

 

最後にヒンデンブルグオーメンの点灯状況を伝えてくれるサイトを張っておきます。このサイトを使って定期的に点滅状況を確認してみましょう。

 

サイトはこちらをクリック→https://www.ewarrant-sec.jp/comment/

 

ヒンデンブルクオーメンのデメリット

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その仕組みから、たまにしか点滅しないのが少し傷です。逆に言うと、これしかデメリットがないので点滅した際はどんどん使っていきましょう。

まとめ

今回は、株価暴落を伝えるヒンデンブルグオーメンを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

 

この記事からわかる通り、ヒンデンブルクオーメンはかなり使える指標だということがわかります。自分が使いやすくなるように考えて使ってみましょう。

 

最後にこの記事の要点をまとめておきます。

ヒンデンブルクオーメンは点滅すると、約1ヶ月の間に80%の確率で株式市場が5%ほどの下落をする可能性がある

l  名前は当時爆破されたナチスの「ヒンデンブルク号」が由来

l  点滅周期に規則性はない

l  使い方としては売りを入れる、買いポジを決済、下落を見越して金を買うなどの方法が代表的

l  デメリットはたまにしか点滅しないこと

 

では、今回はこの記事を読んでいただきありがとうございました。